銀河英雄伝説〈5〉風雲篇 (創元SF文庫) (創元SF文庫 た 1-5)

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  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488725051

感想・レビュー・書評

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  • 「戦術レベルでの勝利が戦略レベルでの敗北をつぐなえないというのは軍事上の常識だ。」(ヤン・ウェンリー)

    個人が勝算のない戦いを挑むのは趣味の問題だが、部下をひきいる指揮官がそれをやるのは最低の悪徳である。(ヤン・ウェンリー)

    「わたしにはわかりません。あなたのなさることが正しいのかどうか。でも、わたしにわかっていることがあります。あなたのなさることが、わたしはどうしようもなく好きだということです。」(フレデリカ・グリーンヒル)

    「私がきらいなのは、自分だけ安全な場所に隠れて戦争を賛美し、愛国心を強調し、他人を戦場にかりたてて後方で安楽な生活を送るような輩です。こういう連中とおなじ旗のもとにいるのは、たえがたい苦痛です。」(ヤン・ウェンリー)

  • 折り返し地点を過ぎました。
    やっぱり銀英面白い!!

  • 野望編(2巻)の次に好き。
    ラインハルトとヤンの、唯一の対面シーンは名場面中の名場面だと思います!

  • 今さら読み始めた銀英伝。ついに宇宙統一です。ただ頂点を極めた後というのが、実は一番難しいです。

  • 生活無能力者という設定ではあるけれど、返事をもらってないは無いよなぁ。勇気を総動員したのではあろうが。
    一方で、二人分の運を背負っているから負けないと明言したラインハルトは、言葉通り戦略的には負けないままに大きな区切りを迎える。まさに前半最大の山場だろう。

  • 2023年度【国際学部】入学前知トラ「課題図書」推薦作品

    OPAC(附属図書館蔵書検索)リンク
    https://opac.lib.hiroshima-cu.ac.jp/opac/volume/490664?locale=ja&target=l

  • 事実に対する客観的姿勢を反映した,学者としての冷徹な筆致と,ストーリーテラーとしての読者を引きずり込むような作家としての筆致とが融合する,この独自のスタイルが田中芳樹という作家の唯一無二の独自性と魅力だと得心するに至る.読んでいて,古今東西の歴史に通じた博学から,本には決して現れないプロットや背景が膨大にかつ緻密に用意されていることが容易に感じられ,また,それらを妄想し構築するのが楽しくて仕方が無い様子が窺える.

  • この巻を読みたびに

    あの時ミュラーがいなければ…
    あの時停戦命令がもう少しでも遅れていれば…

    などと架空の歴史であることを忘れてついつい夢想してしまう。

    銀英伝の面白さここに極まる。

  • 今回も面白かった!
    物語としても面白いし、民主主義の価値やその限界についての議論も面白い。
    フレデリカいいなぁ。

  • ヤンとラインハルトとの対決、同盟軍と帝国軍の命運が遂に一区切り。相変わらずの金言の数々。とにかく同盟軍側のヤン側のキャラクターがそれほど欠けずに終われて一安心。

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著者プロフィール

1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年「緑の草原に……」で幻影城新人賞を受賞しデビュー。1988年『銀河英雄伝説』で第19回星雲賞(日本長編部門)を受賞。2006年『ラインの虜囚』で第22回うつのみやこども賞を受賞した。壮大なスケールと緻密な構成で、『薬師寺涼子の怪奇事件簿』『創竜伝』『アルスラーン戦記』など大人気シリーズを多数執筆している。本書ほか、『岳飛伝』『新・水滸後伝』『天竺熱風録』などの中国歴史小説も絶大な支持を得ている。

「2023年 『残照』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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