銀河英雄伝説〈5〉風雲篇 (創元SF文庫) (創元SF文庫 た 1-5)
- 東京創元社 (2007年10月31日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488725051
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
山場である。
ヤンの選択について考える。信念の問題ではなく、御輿になるという道は確かにあったと思う。ああいう選択をすることがヤンの魅力なんだけど、それ以前に見えるラインハルトへのシンパシーが根底にあるのだろう。だから、かすかに成り行きに任せる無責任さが、特に仲間にたいする無責任さが臭うような気がする。
この物語に最初に出会ってからずいぶん経つけど、やっとちょっとだけヤンという人を客観的に観られるようになったのかもしれない。
2007/11/25 -
二人の軍事的天才をどのように描写するか、それが問題です。本巻では、戦術的にはヤンが勝り、政治的にはラインハルトが勝るという選択がなされました。それにしてもそこに至るまでの描写が細かい。
-
意外な決着………なんとなく釈然としないような感じですが、ラインハルトとヤンの会話が楽しかったです。
-
正月に1を買って、折り返し。
テストさえなければもっとサクサク読めたはずなのに…。
この巻は、ラインハルトVSヤンの直接対決とか、ラインハルトの銀河統一完成とか、いろいろいいシーンがある巻なのに、テストの息抜きなんかで読んでしまってもったいなかったかも、、、
早く終われ -
本編の折り返しの巻ですが、個人的にストーリー前半の2度目のクライマックスがある巻と思っています(1度目は2巻のキルヒアイスの1件)。
バーミリオンがある前にヤンがプロポーズするシーン、何度読んでもつい表情が緩みます。かわいいです、ヤン元帥。 -
ついにやってきた直接対決。
お互いの力量を認め合って戦った者同士は爽やかに停戦できるけど、やっぱり戦争は戦争で、名も無く名も残せず無くなった人の描写にハッとする。
大きすぎる存在の戦いは自分だけに留まれない。
やっと退官&楽しい新婚生活に入れたヤン提督、しかしその幸せが続きそうにないと断言できるのは、まだ折り返し地点の5巻だからだw -
ヤンのプロポーズ、ラインハルトが皇帝になったりと
この先どうなるのか。