銀河英雄伝説外伝4 螺旋迷宮 (創元SF文庫) (創元SF文庫 た 1-14)
- 東京創元社 (2009年4月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488725143
感想・レビュー・書評
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各種異論はあるでしょうが『銀河英雄伝説』は”不敗の魔術師”ヤン・ウェンリーと”常勝の天才”ラインハルト・フォン・ローエングラムのW主人公と見るのがもっともシンプルな考え方だと思うんですよね
となると当然のごとくどちらの能力が上か?という議論がファンたちの間で巻き起こり、発行から40年たった今もその議論は続いているわけで、もはや議論自体が目的となっているのではないかとさえ思われます
もちろん、この期に及んで本作初読となった私如きがその優劣において意見を述べる愚は避けるべきと思われますが、「どちらが好きか」ということに関しては、堂々と主観を述べてもなんの問題もないことでしょう
好き嫌いは主観以外のなにものでもないですからね
またしても前置きが長いですね
ズバリ言います
オリビエ・ポプランが好きです(〃ω〃)
(どっちでもないやないか!) -
外伝4巻は、エル・ファシル以後、若かりし頃のヤンのお話。
艦隊を率いてビシバシ戦果を挙げる神のような彼ではない、より普通の人に近くて親近感がわくような頃。昔もヤンはやっぱりヤンだなぁと思えるお話。
同盟の、とある英雄的名将の死について調べることになったヤンが、いろいろな人と出会って、後のヤン艦隊に欠かせないメンバーともこの巻で知り合ったりして、なかなか面白い。1シーンだけしかでてこない(たぶん)けど、ミンツ大尉という人も登場する。この人がおそらくユリアンの父親なのだな、とか考えると楽しい。
あと、キャゼルヌはやっぱり気回しが最高に行き届く人だと再確認。この人あってのヤンだし、銀英伝だなと思えるくらい、存在感があるし魅力的な人物だ。
尊敬すべきおじいちゃんたちが大活躍するなかなか面白い巻、という印象を持ったけど、最後の方に出てきたアッテンボローのお父さんが、かなり強烈で可笑しくて全部持って行ってしまったんじゃないかくらいの印象を残した。
娘を軍人に嫁がせたいために結婚を反対した交際相手の父と、100回以上の口論と3回の殴り合いを演じた末に息子が生まれたら軍人にするという条件をつけられ結婚できたアッテンボロー父。約束した義理の父は戦死するも、嫌がるアッテンボローに軍人になれと迫り、お前が軍人になればお前一人が不幸になるだけで、周囲はみんな幸せになれるんだ!と豪語する。ふたりのやりとりが可笑しくて仕方がなかった。
外伝もあと1冊で終わってしまう。もう寂しい。 -
大活躍するちょっと前のヤンウェンリー。フリープラネッツ側もムライやパトリチェフ、アッテンボローなどの主要キャストとの出会いが描かれています。いいですね。
そして、多分ユリアンの父親ともキャゼルヌのところで邂逅していたような記述も胸熱です。
ヤンは、世が世ならこういった探偵みたいな感じが一番合っているんですかねー…。 -
「エル・ファシルの英雄」と呼ばれるようになってすぐのヤンのお話。
同盟軍に所属する人々は、本編と同じように会話に皮肉が溢れている。
それがとても心地よい。
キャゼルヌやアッテンボローと言った長い友人達から、パトリチェフやムライとの出会いもあってファンならニヤリとすると思う。
「皇帝の聖恩をたたえないとひどい目にあうような社会より、
役立たずの腐敗した政治家を公然と罵倒できるような社会のほうが好きですね。」
一番好きなフレーズ! -
名(?)探偵ヤン・ウェンリー華麗(?)に活躍!
若き日のヤン。任せられた仕事はまさかの探偵業。ちょっと毛色が違うかと思いきや、やっぱりいつものヤンで安心。キャゼルヌやアッテンボローも登場。 -
どんなすごい英雄も全ての人にとって英雄にはなり得ないということを知る機会になりましたね。ヤンにとっては短い時間に得難い人との出会いがあって濃い2週間になりました。
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普通に楽しい。
今回は昔話。 -
エルファシルの英雄と呼ばれるようになってまもなくのヤンが、同盟軍のある英雄の死が謀殺であったかどうかの謎に迫るミステリー風味の外伝。
やる気満々じゃないところがヤンらしいw。ほー、パトリチェフやムライとはこの件で出会う事になったのか。ほー、ヤンは老人に弱いのか。過去の出来事の謎に迫っても軍事的・政治的にどうなる訳でもないので、歴史家として分析するヤンのひと時の休暇といったところの外伝。
ヒマワリ・フォン・メーロンシショー
でしょ♡(*ノωノ)キャ
ヒマワリ・フォン・メーロンシショー
でしょ♡(*ノωノ)キャ
メーロンは王子様キャラなの?
じゃあ、やーめたw
メーロンは王子様キャラなの?
じゃあ、やーめたw