七十四秒の旋律と孤独 (創元SF文庫)

著者 :
  • 東京創元社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488797010

作品紹介・あらすじ

宇宙空間で物体がワープする際に生じる、空白の七十四秒間。この時間の存在を認識し、襲撃者の手から宇宙船を守ることができるのは、船に乗りこんだ人工知性たちだけだった――ひそやかな願いを抱いた人工知性の、静寂の宇宙空間での死闘を描き、第8回創元SF短編賞を受賞した表題作と、独特の自然にあふれた惑星Hを舞台に、乳白色をした8体のロボットと人類の末裔が織りなす、美しくも苛烈な連作長編「マ・フ クロニクル」を収める。

感想・レビュー・書評

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  •  表題作にある七十四秒とは、ワープの際に人間が知覚できない空白の時間をいう。そして、マ・フとよばれるヒト型の人工知性が襲撃者から宇宙船を守っていた。

     表題作は、そのマ・フの最初で最後の戦闘と彼のもつ密かな願いを描いている。第8回創元SF短編賞受賞作で、リリカルであり意表を突く結末が待っている。ちなみに作者は愛猫家だそうだ。

     そして連作長編になるマ・フ クロニクルは、惑星Hを舞台に8体のマ・フと人類の末裔たちとの関係を描いている。
     最後はやはりそうなるのか。そして人間は宗教(神だのみ)に走る。 

  • 第113回アワヒニビブリオバトル テーマ「音楽」で紹介された本です。ハイブリッド開催。
    2024.4.2

  • 『七十四秒の旋律と孤独』は再読。
    印象に残っていた。
    クロニクルはA.Iのこれからを考えるときにありそうな未来かなあ。

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