教員採用は生徒募集と同じである Z世代採用のための戦略

  • 東京図書
2.50
  • (0)
  • (0)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 16
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784489023552

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ヤフーの記事で教育系のものがあるとだいたいトップのコメントにこの石川さんという方が出てくるので、どんな方なのかと思って読んでみました。

    石川さんが悪いわけではないのですが、もう教育業界そのものが構造的に限界が来ているんだろうなということを感じました。さんざんいろいろなところで言われていますが、もう教員という仕事がブラックの代表みたいな認識が一般化してもらったので、そもそも優秀な人が学校の教員を職に選ばないから致命的なんだと思いました。自分たちが優秀な人材を獲得できるような募集条件を出せば出したで、もう応募者はほとんどないという悲しき現状。

    例えば、専任としては雇えませんが非常勤ならどうですか?と提案したらだいたい断られるとありましたが、企業としては「非常勤でも御社で働けるなら行きます」と言わせるぐらいじゃないと本当は駄目な気がします・・・。
    今の教育業界の構造を変えないで優秀な人材を募集するのであれば、よっぽど高給にするぐらいしか方法はないですが、現在の日本での「学校」の枠内にいたいのであれば、ほぼ無理な気がします。
    (現状の教員の激務が軽減されなければ、もはやいくら給料積んでも嫌なものは嫌と言われてしまうでしょう)

    日本の教育業界が、子どもにとっても先生にとっても親にとっても幸福をもたらすように変わっていくことを祈っています。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

「聖ドミニコ学園」カリキュラムマネージャー、経済産業省「未来の教室」教育コーチ(2019年度)、知窓学舎カリキュラムマネージャー、「アサンプション国際小・中・高等学校」教育監修顧問。「21世紀型教育機構」理事。1962年東京都出身、暁星学園に小学校4年生から9年間学び、85年早稲田大学教育学部社会科地理歴史専修卒業。暁星国際学園、ロサンゼルスインターナショナルスクールなどで教鞭を執る。前かえつ有明中・高等学校校長。「21世紀型教育」を研究、教師の研究組織「21世紀型教育を創る会」を立ち上げ幹事を務めた。著書に『2020年の大学入試問題』(講談社)、『2020年からの新しい学力』(SBクリエイティブ)などがある。

「2021年 『いま知らないと後悔する2024年の大学入試改革』 で使われていた紹介文から引用しています。」

石川一郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×