- Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784491043524
作品紹介・あらすじ
学級経営や授業がうまくいかないのは、子どもに伝わっていないから!?
あなたのお悩み、実は「伝わり方」が原因かもしれません!
こんなことで悩んでいませんか?
○同じような声かけなのに、なぜか隣のクラスの先生が言うと効果がある
○「ここぞ!」と心を込めて放った言葉をだれも覚えていない
○本に書かれていた声かけを使ってみるも、思うような効果が出ない
実はそれ、子どもに言葉が伝わっていない可能性があります!
あなたなら、どう言いますか?
「分からないことを聞いてくれて、ありがとう!」
分からないことを恥ずかしがらずに、自分から聞くことのできる積極性をもった子どもに育ってほしい……、
そんな思いから、このような声かけをされる方も多くいることでしょう。
では、このとき、どのような声で言っていますか?
大きい声? 小さい声? 高い声? 低い声? 速い声? 遅い声?
改めて聞かれると、「あれ、どう言っているんだっけ?」と考え込んでしまう方も少なくないでしょう。
そんな方にこそ、読んでいただきたいのが本書です!
声がもつ「イメージ」と印象的な声かけで、子どもの心に響かせる!
声には、それ自体に「イメージ」があります。
例えば教師の基本である大きい声には、楽しさや強さを演出する効果があります。
反対に小さい声には、特別感や親密感を演出する効果があると言えるでしょう。
同じ声をかけるにしても、どのような声を使うかで印象は全く変わってきます。
さて、先ほどの「分からないことを聞いてくれて、ありがとう!」。
この言葉を子どもの心に最も響かせるためにチョイスすべき声は……実は速い声です。
速い声には軽快さを演出する効果があります。
教師に質問をすることは、教師が思っている以上に子どもにとっては緊張する行為です。
速い声を使うことで、「聞いてくれたことに対して、お礼を言うのは当たり前」という軽快さを表現することができ、「こんなことを聞いてもいいのかな……」と思っている子どもの気持ちをほぐすことができます。
ここで大きい声で言ってしまうと、子どもには「わざとらしい」「恥ずかしい」と思われてしまうかもしれません。
大事なことを伝えようと声をかけるのに、違った捉え方をされては非常にもったいないと思いませんか?
本書で扱うのは、たった6つの声です。
楽しさ、強さを演出する 大きい声
特別感、親密感を演出する 小さい声
明るさ、軽快さを演出する 高い声
落ち着き、知的さを演出する 低い声
賢さ、熱心さを演出する 速い声
寛容さ、品を演出する 遅い声
これらの声の特長を知り、使い分けることで伝わり方が劇的に変わります!
本書で紹介する印象的な声かけ50とともに、「伝わり方」改善をしてみませんか?
感想・レビュー・書評
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〈声かけの言葉〉と〈声の種類〉を意識することで子どもが変わる!
6つの声=大きい声・小さい声・高い声・低い声・速い声・遅い声
「大きい声」で
・緊張力をもとう
・それも成長だよ
「低い声」で
・意志の弱いものが真似をする可能性がある
・失敗は成長の元
「遅い声」で
・それ誰が決めてるの?
・それって、コントロールできる?
など、50の言葉と声の種類の効果を解説
〈ただ、本書は即効性を意識しながらも、確実に「子どもの根っこの部分」にアプローチしていくための声かけ集であることを明記しておきたい〉p.17
子どもが話を聞いてくれない、授業や学級経営に行き詰まっている──そんな若手教師の悩みを解決するヒントになる一冊
※p.31〈抽象度を高いものを〉⇒〈抽象度の高いものを〉詳細をみるコメント0件をすべて表示