社会インフラ 次なる転換 ―市場と雇用を創る、新たなる再設計とは
- 東洋経済新報社 (2011年7月27日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492211946
作品紹介・あらすじ
維持・管理から活用・創造へ。収益性のビジネスを生む公共投資の形を提案する。
感想・レビュー・書評
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日本の社会インフラ整備状況は世界的にも先進的で、それをどう管理・再設計していくのかが今後の大きな課題になる。よく「0を1」と「1を10」に人の適正タイプを分けることがありますが、それと似て「つくること」と「維持・再設計」していくことは分けて考える必要があるのかなと思いました。土地を掘り返したりする工事については個別に対応するのではなく、社会インフラ全体としての管理をするべきだなと感じましたね。道路工事だけ、水道管工事だけということでなくて。ヒントの多い、いい一冊だなと思いました。
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※メモ
【きっかけ】
学びたいことの関心をたどっていったときに。
インフラ管理の新しい考え方。 -
経営面を加味したアセットマネジメントの必要性
予算に反映されるように将来的にいくら費用が必要かをシュミレーションすることも同時に実施
IBM'Maximo Asset Management Software' はあらゆる資産や設備をウェブベースで管理し効率化出来るとされている。
組織の目標や、経営の自由度など、事業のガバナンスを変えるだけで、公営事業にもグローバル企業にもなりうる。
国内のストックを活用することで得たマネジメント力や企画力を海外でも売っていけるようになる -
今後のインフラについて、インフラ利用者の状況に合わせてダウンサイジングしたり、使用方法を転換したり、維持管理を簡単に(具体的には横断的な管理を)したりする必要があるということを提言していて凄く納得感があった。
各国の実情との比較もしていてわかりやすかったように思う。
但し、各国調査のアンケートの母数の違いやアンケート対象についての適切性については不明。 -
社会インフラは国、地方自治体、特殊法人、公社などきわめて多様な主体によって管理され、事業運営されている。社会インフラの再設計が実現するためには、インフラの事業、サービスを行う経営体の改革が必要である。