ヤバい社会学

  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492222959

感想・レビュー・書評

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  • 登録日:7/29

  • 何をきっかけに知った本だったか忘れましたが、
    amazoneで中古本をゲット。
    残すところ1/4くらいになってきました。

    amazoneレビューにもありましたが、
    面白いけど、舞台が日本の状況とはかけ離れており、
    ノンフィクションでありながら、フィクションを読んでいるような感覚になります。
    ただ、やっぱり面白い。

    当時シカゴ大の学生だった著者の無謀っぷりや、
    ストリートギャングの上層部における独自の組織論みたいなものに
    へぇ~なんて感心してみたり。
    乱暴な方法だけど理にかなってたりしてなかなかです。

  • 図書館で借りて読んだ。

    ヤバい経済学からのスピンアウトした作品。

  • このフィールドワークを行う根気がすごい。
    尊敬する。

  • ヤバい経済学
    一日だけのギャング・リーダー
    スディール・ヴェンカデッシュ
    望月衛訳
    Gang Leader for a Day
    A Rougue Sociologist Takes to the Streets

    「ヤバい経済学」で紹介されていたので読んだ。
    しかし、原題と邦題がまったく違っているのに毎度毎度辟易する。
    「カイト・ランナー」も文庫化にあたって「君のためなら千回でも」なんてのに変更されてしまったし。

    それはともかく、シカゴの高層団地、ロバート・テイラー・ホームズ
    ドラッグの売人、悪徳警官、汚職まみれの自治会リーダーに、搾取されながらも住人達は依存する。
    生き残るためには仕方がない。
    その共生関係を、彼らは端的にコミュニティと表現する。
    じっさい、外部からはカオスのように見えても、ルールが存在していて、そこから逸脱すれば叩かれる。
    そして、そのルールには、文字通りの規則という意味もあるし、モラルという意味でもある。
    こんなコミュニティに、モラルなんて言ったってちょっと滑稽なところもあるが、どんな形であれ、それを無くしてしまってはいけないのだと思う。

    しかし彼らの連帯は、団地が取り壊されると、ごくわずかな例外を除いて消えてしまう。
    その脆さが物悲しい。

    この本を読んでいて、まるで自分がロバート・テイラー・ホームズに住んでいるかのように感じた。なのでググって画像を眺めて、さらに想像を逞しゅうしてみた。
    本当に印象深い本だった。

    訳には、好き嫌いがあるかもしれないが、著者のナイーブさ(英語の語義どおりのナイーブ)と、ドラッグの売人たちの、原文は4-letter word満載であろう喋り方がよく出ていて面白いと思う。
    「ニガー、わりゃここでなにファックしとるんじゃ」(p15)など。
    それに対して著者の一人称は「ぼく」。いいじゃないか。

  • 社会学者の卵が、ギャングの世界に飛び込み、その赤裸々な生活を明かす・・・。

    翻訳物なのとあまりに現実世界とギャップがあることで、はじめこそ読みにくかったが、その後どっぷり惹きこまれた。
    異世界を探検できる面白さを再認識。

    もちろん、色々考えたこともあったけど・・・読んでしばらく経ってしまったので省略(^^;

  • 20100106-0209
    シカゴ、ロバートテイラーでヴェンカテッシュは、ギャングのリーダー、JTで出会い、ギャングと住民の複雑な関係と貧しい中で必死に生きる人々の姿を描いた作品。
    遠い国の話と思う一方で、とても身近な話の気がした。

  • 読了:2009/12/26 図書館(調)


  • 個人的には経済学よりこっちのがすき♪

    おすすめですね〜

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著者プロフィール

スディール・ヴェンカテッシュ
コロンビア大学社会学教授
コロンビア大学ウィリアム・B・ランスフォード寄付講座社会学教授。グローバル思考委員会のメンバーを務める。前著『ヤバい社会学』は『ニューヨーク・タイムズ』紙のベストセラーリスト入りし、『エコノミスト』紙のベスト・ブック・オブ・ザ・イヤーに選ばれている。『ニューヨーク・タイムズ』紙、『シカゴ・トリビューン』紙、『ワシントン・ポスト』紙などに寄稿多数。ニューヨーク市在住。

「2017年 『社会学者がニューヨークの地下経済に潜入してみた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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