コラボレーション・プロフェッショナル―ゼロベース思考の状況マネジメント

  • 東洋経済新報社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492532089

感想・レビュー・書評

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  • 著者は二人、問題解決シリーズで有名な斉藤氏と博報堂コピーライター出身の山本氏である。
    ちなみにご存じかと思うが、斉藤氏はMck出身である。この二人の組み合わせはなかなか
    面白いと思う。

    まずコラボレーションは大切である。そのために一つの目的を共有し、それに向かって
    手段を講じる必要がある。また合意形成には、共感をしてもらわなければならない。
    そのときに、4Pフレームワークで思考する事が有効である。って感じ。

    総評としては、少し退屈である。なぜなら、著者が言う4Pは既に著者自身が他の書籍に
    おいて述べていて、既知の内容であるからである。また、ミーシーと見せかけて、実は
    重なる部分もあり、イマイチ理解に苦しむ箇所も少なからずあるという点も追い打ち。

    もちろん悪くない点もある。
    それは、ケースが本当に多い事。ご存じの通りフレームワークは知っているからと言って、
    すぐ使いこなせるわけではない。練習に練習を重ね、その考え方・切り口を学び、
    肉体化させる必要があり、それにはやはりケースが一番手っ取り早いと思う。
    そのケースが非常に多く、脳みそを使うという点は評価できると思う。

    ただ、それでも少し退屈である。

    ちなみに、前に本ブログで紹介したが、4Pとは、

    1.Purpose(目的)
    2.Perspective(空間的広がり)
    3.Potition(立場)
    4.Period(期間)

    以上の4つを切り口として各問題を検討していくと、漠然と考えるよりも、多くの場合で
    有効な解決策やアイデアが創出できる。

    もし斉藤氏の書籍が始めたならお薦め出来るが、ある程度読んできた人にとっては、
    ケース集って感じなので、その点を認識して検討した方がいいだろう。

  • ケーススタディがわかりやすい。ゼロベースで考えられる思考になりたい。かなりお勧め。あとは言葉がすんなりと説明出来ることを学びたい

  • 人を説得するためにはロジックは必要だが、ロジックだけでは人は動かない。相手の共感を呼び込み、共通の目標を見つけることで、ロジックを受け入れて貰うことができる。そのための4Pメソッドを紹介している。

    例が多くわかり易い。例の題材も面白いものが多い。が、何かすんなりと読み進められなかった。

    内容的にはビジネスだけでなく、人付き合い全般に適用できる話で有用。

  • 名著問題解決プロフェッショナルの著者の本。ロジカル依存が強い人の壁である共感を得るためのメソッドを記載。目的軸Purpose、空間軸Perspective、立場軸Position、時間軸Periodという著者があげるコラボレーションの4つの軸は、それぞれが大事な軸だというのはわかるが、同列なのかといわれると、すっと腹落ちしないので、疑問が残る。会議資料に、そのまま使えるレベルの筋のいい切り方ではないという意味で。

  • 尊敬する齋藤さんの本にしては今ひとつ。

  • 対人関係についても4Pでまとめたのはとても面白いと思いました。冷静になるとこの4Pを思い出しますが、斎藤先生のようにとっさにこれを実践できるほどの頭の回転が自分にはないのが残念です。

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著者プロフィール

(さいとう よしのり)東京学芸大学教職大学院(大学院教育学研究科)教育実践創成講座教授。


「2021年 『道徳教育論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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