- Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492533826
作品紹介・あらすじ
仕事の最強論理は「努力の娯楽化」!
20万部突破のロングセラー経営書『ストーリーとしての競争戦略』の著者が19人の経営者・プロフェッショナルに迫る「好きこそものの上手なれ」の内実。登場する経営者・プロフェッショナル:宮内義彦、玉塚元一、為末大、磯崎憲一郎、高岡浩三、鎌田和彦、高島宏平、中竹竜二、野口 実、篠田真貴子、仲暁子、広木隆、大山健太郎、常見陽平、中川淳一郎、杉本哲哉、丸山茂雄、木川眞、米倉誠一郎。巻末には、著者自身へのロングインタビューを収録。
才能の源泉に は、その人に固有の「好き嫌い」がある。とにかく好きなので、誰からも強制されなくても努力をする。それは傍目には「努力」でも、本人にしたら「娯楽」に等しい。努力をしているのではなく、没頭しているのである。そのうちにやたらに上手くなる。人に必要とされ、人の役に立つことが実感できる。すると、ますますそれが好きになる。「自分」が消えて、「仕事」が主語になる。ますますうまくなる。さらに成果が出る。この好循環を繰り返すうちに、好きなことが仕事として世の中と折り合いがつき、才能が開花する。才能は特定分野のスキルを超えたところにある。(「まえがき」より)
感想・レビュー・書評
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物事を成し遂げる人は、やはり「好きな事」を極めているのだな、だからパワフルに自分の人生を切り開いているのだなと思った。
そんな中、パワフルとは少し毛並みの違う、米倉教授の肩の力の抜け方がとても魅力的だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この著者の本は全般的に好きなように生きなさいと言われている感じがして、読んでて心地よい。実は、身も蓋もない結構厳しいことを言ってたりもするのだけども。
この人の好き嫌いが大事と言う本は前も読んだことがあるのだが、この本は、ビジネスを中心にスポーツ、学問、芸術の各分野で有名な方々への、好き嫌いと生き方をテーマにしたインタビューの形式をとっていて、非常に読みやすかった。
好き嫌いや考え方はもちろん人それぞれだけど、
著者の質問による誘導で、それぞれの人の芯にある軸みたいなものがあぶり出され、そして多くの場合それは好き嫌いに基づいていたりするので面白い。
物事ってもっと好き嫌いで決めていって良いんだ。
という主張はどこまで出来るかは自問自答しつつ。
色々と勇気づけられる。
人の評価や選考は好き嫌いで決める。
と言い切る経営者やマネージャーの話はなかなか目からウロコ。でも人間そういう人の方が信頼できるよね。
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好きを仕事にしようと言われるとなにが好きなのかわからなくなるけど、楠木さんとかみたいにゆるくでも前に進みながら嫌いなことや気分が乗ることを知っていく、それを積み重ねながら徐々に好きなことにシフトしていくって生き方は自分にもできそうだと思った。たぶんその際に大事なのは自分を客観視することで、意識して自己分析するというよりは、気分が乗っている時とか逆の時とか何かを感じた時とか何らか心が動いているときにこれが自分の特性なんだと感じとる力が要ると思った。日頃から本とか映画とかいろんなコンテンツを通して人の考えに触れること、それを通して自分の考えを振り返ることが大事で、楠木さんはそれを呼吸するようにやっているんだろうなと思った。
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興味がある人だけ読んだ。
元オリックス代表取締役 宮内義彦
趣味:自分ためにやっている意識を持つ
仕事:人のためにやってる意識を持つ
為末大 アスリート
「諦める力」
指示されることもすることも嫌い。自分の型が全員ある。何かを選ぶことは、何かを選ばないこと。
誰しも欠点の裏に最大の強みがある。
楠木建
仕事では「頼りになる」ことが1番大事だが、労働市場では「頼りになる」がうまく評価されていない。
好きなことをやるよりも、嫌いなことをしない。 -
好きってなんだろう。改めて問われると即答できない。無邪気にあれが好きこれが好きと言いづらいというか、本当に心から好きなものがわからなくなっているってのもあるかもしれない。そもそも社会人になって最初の配属の時点で全く希望していない部署だったし、好きで今の仕事が始まった訳では全くない。だからといって嫌いという訳でもないけれど。とりあえず食らいつきながらやってみたら嫌いではないし向いてない訳でもなさそうと思ってこの世界で仕事をし続けているということかな。結果的にこの世界での経験が自分の武器だし、意義とか目的とか考えると結構好きな部分もあるんだよね。この本で出てきた人のように昔から首尾一貫して好きなことの本質が変わっていないみたいな感じでは全然ないけど、結果として自分の蓄積してきた経験とそこから繋がっていきそうに思える道筋がまぁそこそこ好きかなと思えることはそれなりに幸運に恵まれているってことなのかもしれない。
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記録。
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好きこそものの上手なれ。
努力の娯楽化。 -
「仕事においていちばん大切なのは,人から頼りにされることだと僕はおもうのです」
労働市場では,良し悪しとか,何ができるかというスキルの話になってしまう.「頼りになる」という尺度は経歴書では表しにくいけど,いったん仕事が始まれば,リアルな状況で頼りになるかならないか.
で,頼りになる,っていうの,スキルがあるだけじゃなくて,その仕事にのめり込んで楽しんでやってるかどうか.つまりその仕事を好きでやってる,どうかにかえってくる.
各界の経営者,プロフェッショナルの好き嫌い,エキサイティングでした.