ペンギン、カフェをつくる

著者 :
  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492556986

感想・レビュー・書評

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  • まだ早かったかも?いろんな視点から物事を考えることが大切だと思った。

  • 著者はBCG,アクセンチュアで戦略コンサルタントとして働く。2006年から教育の世界に転じ、社会人教育と同時に、子どもたち・親たち・教員向けの授業や講演に全国を飛び回る。テーマは「決める力」「発想力」「生きる力」。

    著書に「ハカる考動力」「正しく決める力」等多数。

    主人公であるルークはオーストラリア出身のイワトビペンギン。数年前に日本に来て、水族館でお世話になっている。

    そんなペンギンのルークに届いたじいちゃんからの指令。「ペンギンカフェ」を来年までに開店させ軌道に乗せること。

    そこでルークは大学院で教鞭をとるミタニ先生に教えを仰ぎにいく。

    ルークは無事にカフェをオープンすることができるのか。

    本書の構成は以下の4章から成る。
    ①常識離脱:ヒトはなぜ、学ぶほどつまらなくなるのか
    ②面白い視点:非常識なヤツになる
    ③驚きの視点:異分野の深い学びで突く
    ④言葉の視点:本質を見抜いて絞ってずらして拡げる

    本書のキーワードは視点。
    15の視点を根本としてミタニ教授からのスクール形式でカフェオープンまでの軌跡が描かれている。

    視点を紹介するだけではなく、もうひとつの要素であるカフェをオープンさせるという目的を入れるだけでこんなにも読みやすくかつ、読ませる一冊になるということに驚いた。

    そこにも著者ならでは工夫の視点が垣間見れた。
    楽しく素直にいろいろな視点を学べることができた。

  • ペンギンカフェを作るパートと発想力を高める講義パートに分かれる。
    講義パートで話されたことをカフェパートで実践という形。
    漠然とした話が多いのでトレーニングが必要と思われる。

  • 2011年8月25日初版

    発想のための「15の視点」でルークが究極のペンギンカフェづくりに挑む!

    プロローグ ルークの「壁」

    第1講 常識離脱:ヒトはなぜ、学ぶほどつまらなくなるのか
    ■ 面白い発想に繋げるための「視点」
     ・常識は「非常識」と比べるとわかる
     ・「歴史や進化」の観点から思い込みを打破する
     ・カタチ自体では無く「誰の何のためか」を考える

    ■ カフェ企画の行動項目
     ・違和感
     ・非常識
     ・歴史や進化
     ・誰のため
     ・天の邪鬼


    第2講 「面白い」視点:非常識なヤツになる
    ■ コンセプトの欠片たち
     ・日本のカフェ常識の変なところ
     ・例外調査や情報からわかったこと
     ・決めたこと(コンセプト?)
     ・もっと考えること


    第3講 「驚き」の視点:異分野の深い学びで突く
    ・何でも短くネーミングしてみる
    ・伝えたいことを何に例えるか考えて本を1冊読む

    T型人材:縦棒は仕事での専門性、横棒は広く浅い知識やスキル
    π型人材:縦棒を2本持つ

    伝える、だけでなく、伝わる、工夫をする

    ■ 「仮称 ペンギンカフェ」のコンセプト案
     ・こんなカフェです
     ・こんなヒトがこんなとき来ます
     ・お店はこんな感じです
     ・はじめてのご来店
     ・メニュー
     ・お店の名前


    第4講 「言葉」の視点:本質を見抜いて絞ってずらして拡げる
    言葉のこだわり方として「単語」「助詞」「外国語」「だけ」を使う。
    そしてそれを習慣づけるために、商品名やキャッチコピーを言葉の視点で分析


    補講 ルーク対ミタニ教授
    ・発想力とはそもそも何か
     → ヒトとは違うアイデアが出せたり、考え方ができたりすること

    ・発見力はなぜダイジか
     → 発想は「発見」×「探求」で作られる場合がほとんどだか

    ・探求力ってなんでしょう
     → 「なぜ?」を5回繰り返す

    ・ふだん発想力を高めるためにどうしているのか
     → お昼寝。本を読む。ヒトと話す。気になったことはすぐ調べる

    ・どうやったそうなるのか

  • 『熱量のあるところに人は集まる。』
    最近こう考えることが多く、その考えとこの本がリンクしたのか、とても楽しく読了できました。

    カフェの歴史を知れた事。
    新しいカフェのスタイルがなんとなく見えた事。

    この2つだけで☆5の価値があった。

    この本でも「読書」というのを薦めていて、
    読書は【判例、例外を探す為のドリル】みたいなもの。らしい。
    そして【常識ではなく、知識が増える】もの。らしい。

    世の中にある常識や思い込み、意見や形をどの角度で観ていくかが勉強になった。
    ペンギン目線で観る世界はとても計算された子どもの楽しい世界。


    夢が叶う方程式は
    【子どものやりたい感覚×大人のやらなければいけない知識】

    だと思った。

    本質を見抜き、ズラし、拡げる。この繰り返しだ。

  •  常識と知識の呪縛から逃れて、創造的な発想をするための「発見×探求のための15の視点」がペンギン・ルークの「カフェ起業物語」を通して学べる。
     またamberという渋谷のステキなカフェも紹介している。実際に行ってきたが、渋谷の行きつけの食堂になりそう!

     この本では、「発想力」向上のためのメカニズムを次の構造で示している。
    = 常識離脱×(非常識な視点+異分野の深い学び+言葉へのこだわり)

  • タイトルにつられて購入。
    中身を開けてみたら
    想像と違う内容でしたが
    これもまた面白かったです。

    常識や既成概念に捉われない事の重要性は
    色んな人が説いていますが、
    この本では具体的な例や物語に乗せて
    それらが解説されています。

    視点は支点で始点の話なんかは
    特に興味を惹かれた内容。
    常に心に留めておきたいと思います。

  • 特異な視点をどのように持つかの本。
    コンサルタントってそんなに発想が勝負なんだと感じました。

  • 頭の固いぼくにはちょっとムズカシイです。

  • 「ローソクの問題」を調べていたら、この作者に行き当たりました。

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著者プロフィール

金沢工業大学大学院 教授
1964年生まれ。87年東京大学理学部卒業。92年INSEAD卒業。経営学修士。87年ボストンコンサルティンググループ入社。96年アクセンチュア株式会社入社。アクセンチュア 戦略グループ エグゼクティブ・パートナーを経て現職。

「2023年 『マンガ ビジネスモデル全史〔新装合本版〕』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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