銀行は裸の王様である

  • 東洋経済新報社
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本棚登録 : 69
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492681367

作品紹介・あらすじ

欧米の金融関係者の間で大きな話題を呼んだ
The Bankers' New Clothes の翻訳、ついに刊行!

銀行システムはもう安全だ、なんてまっかなウソだ。

業界専門家の主張を次々と論破して、いまの銀行の
本当の姿をあぶり出す。

●学者、メディア、ベストセラー著者、政策担当者がこぞって絶賛

・著者の1人、アドマティはTIME誌の最も影響力のある100人(2014年)に選出!
・ウォールストリートジャーナルの2013年ベストノンフィクションに選出!
・フィナンシャルタイムズの2013年ベスト経済書に選出!
・ニューヨークタイムズ、エコノミストほか、数多くの一流メディア書評で激賞!
・ユージン・ファーマ、ケネス・アロー、トマス・サージェントなどのノーベル経済学賞受賞者が推薦!
・ケネス・ロゴフ(国家は破綻する)、サイモン・ジョンソン(国家対巨大銀行)などベストセラー著者も推薦
・ボルカー(前FRB議長)、キング(前イングランド銀行総裁)などの実務家も推薦!

●銀行規制に関する争点を網羅。
もうこれ以上専門家にだまされないように、一般読者向けに書かれた本。
金融の教科書としても一級品! 経済学を学んでいない人にこそ読んでほしい。

・銀行は公的資金で救わなくてはいけない。
・大きすぎる銀行は潰せない。銀行は普通の事業会社とは違う。

こんな業界の常識はやっぱり世間の非常識。銀行特殊論を打ち破る爽快な本。

感想・レビュー・書評

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  • 銀行に対する規制緩和が無責任な経営につながり、モラルハザードを招いたとする議論。
    確かに、銀行に対する一定の規制は必要かも

  • ふむ

  • レバレッジ比率が大事だよね〜という話だった気がするけどあまり覚えていない。そのうち読み返す。

  • 金融に精通する教授である著者が2008年に起きた金融危機を通して銀行の今後について提言した一冊。

    借入を制限して、総資本に対する自己資本を増やすことの重要性を数々の研究や住宅ローンの借入をモデルとした解説によって、金融について知らない者でも理解しやすいよう平易な文章で書かれており、非常に勉強になりました。
    借入を容易に行える政策があるメカニズムや必要な改革が進まず、金融危機の際に被害が拡大したことが本書によって理解できました。

    銀行の収益モデルのひとつである借入のリスクと自己資本の重要性が本書によって理解できるとともに銀行の歴史や政府との関係なども本書によって学ぶことができました。
    100年に1度と言われる金融危機を教訓として銀行が本書で提唱されている方向へと進んで欲しいと感じた一冊でした。

  • 自己資本をもっと(数十倍)積めば、世界の金融システムは健全になる、最新のバーゼル3でも全然甘い、預金保険システムを含め銀行(だけでなく諸金融機関)の負債には暗黙の保証がつけられており、それがモラルハザードを助長して来たという主張。

    確かにそうかもと思いつつ、そういう世界はなかなか来そうにない。

  • 勉強し努力すれば、少なくとも2%くらいの運用は可能ではないか。本当です、「銀行は裸の王様」

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、3階開架 請求記号:338.3//A16

  • みなとLib

  • 銀行規制の動向について解説するわかりやすい本。
    自己資本規制の重要性について繰り返し主張されている。

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著者プロフィール

アナト・アドマティ
スタンフォード大学金融経済教授
イェール大学にてPh.D.取得。FDIC(連邦預金保険公社)のシステム上重要な金融機関の破綻処理諮問委員会(SRAC)の委員も務め、『フィナンシャルタイムズ』、『ブルームバーグニュース』、『ニューヨークタイムズ』などに寄稿している。

「2014年 『銀行は裸の王様である』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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