- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492733394
作品紹介・あらすじ
プロ向けレクチャーを個人投資家に大公開
著者はクオンツアナリストと呼ばれる専門家です。
クオンツアナリストは機関投資家に対して、その時々の相場においてどのような投資指標・投資戦略が有効かという情報を提供しています。
本書は、そうしたプロ向けのレクチャー内容を初めて個人投資家に公開します。
わかりやすい記述を心掛けたほか、高ROEや割安感で評価される銘柄をさらに厳選する方法など、個人にも応用できる投資方法を教えます。
最終章ではグローバルな株式市場を動かす材料をリスクオン/オフの視点でどう読むかを解説します。
感想・レビュー・書評
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楽天証券のサービスで無料だったので読んでみた
投資アナリストが各種投資戦略の有効性について、きちんと過去の数字を使って検証している投資本
さすがにプロというだけあって、少なくとも素人のなんとなく儲かりました感とはまったく違う
とはいえ過去の実績なので将来を保証するものではないが……
とりあえずこの本を参考に低PBRや長期リバーサル戦略などを実践してみるか、実際計算してみるかかな
【参考になった点】
・(高配当株投資の)わかりやすいことと実際儲かることはまったくの別物
・低PBR投資法の有効性は(2割ポートフォリオ検証により)明らか
・長期リバーサル戦略(5年下落率が大きい銘柄に投資する方法)についても有効
・中期リバーサル戦略はこれまで逆張りで有効だったが、これからは順張りで有効かもしれない
・ROEは平均値に収斂する傾向にある
・高営業利益率・高資産回転率企業は、高ROEが継続しやすい
・業務のバランスがよい企業は経営戦略が複雑で成果がはっきりしないという落とし穴があることがある
・今期予想ROE8%未満、PBR1倍以下は割安
・今期予想ROE8%以上の場合、PBR1+(ROE-8%)×0.15以下は割安
・クオリティ:バリュー=2:1がリスクが減る
・行動ファイナンスはざっくり利用するくらいでよい
・損をする確率が小さい銘柄を探す
【内容:アマゾンから転記】
プロ向けレクチャーを個人投資家に大公開
著者はクオンツアナリストと呼ばれる専門家です。
クオンツアナリストは機関投資家に対して、その時々の相場においてどのような投資指標・投資戦略が有効かという情報を提供しています。
本書は、そうしたプロ向けのレクチャー内容を初めて個人投資家に公開します。
わかりやすい記述を心掛けたほか、高ROEや割安感で評価される銘柄をさらに厳選する方法など、個人にも応用できる投資方法を教えます。
最終章ではグローバルな株式市場を動かす材料をリスクオン/オフの視点でどう読むかを解説します。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
クオンツアナリストという肩書きにひかれて手に取ってみたが、内容は一般受けするファンダメンタル重視の解説が多い。
クオンツアナリストって、『金融に未来はあるか』で紹介された、『みんなの意見は案外正しい』の雄牛の重量当てコンテストの逸話にある「雄牛の状態を把握することには意味が無くてコンテスト参加者がどう推量するかを正確に見定める事」が書かれているのかと思ったんだが、機関投資家が見ているファンダメンタル重視戦略という事で、ちと期待と違った。まあ、5章以降で、様々な視点を紹介されていて、こんな所も見てるよという話が出ているのだが、冒頭の各種グラフで、彼らの取り分を反映しないグラフで比較がされていて、こんなに収益が良い!みたいな説明から始まったので、その後、読む気を無くしてしまった…
一般図書という事で、あまり尖った内容にして混乱させても行けないという配慮があったのか、著者がこういうスタイルなのかは、他の本を読んで見ないと分からないが、個人的に株の世界がなかなか腹落ち出来ていなくて困る…