Think!別冊NO.1 一流の思考力 (シンク!別冊 No. 1)
- 東洋経済新報社 (2008年9月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (120ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492830291
感想・レビュー・書評
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著者は主に各コンサル会社のパートナーかディレクタークラスの人、また、
問題解決系が好きな人にはお馴染みの人達も、執筆に加わっている。
内容は、各執筆者が過去に出版した内容の「まとめ」的な感じあるので、
”このような本”が初めての人には、多くの思考術が直截的かつ鳥瞰出来るように
構成されているので、お薦めは出来る。廉価であるし。
ただ、”このような本”を今まで数多く読んできた人にとっては、あまりに既知な内容が
多いため、買ってまで読む必要性はないだろう。(買ってしまったが・・・)
本の位置付けが、初心者?用なのかもしれないが、同じ著者ならせめて1割くらいは、
新しい情報を載せてもらえると助かる。
しかし逆を言えば、大前氏と同じで何回言ったって出来ない人が多いから、言わざるをえない
かもしれない。そして、出来て欲しくて言い続けているとも考えられる。一方で、
単純に各著者の成長がそこで止まっている。又は、過去の自分に捕らわれているとも
考えられなくもない。
全体を通して、言われている事は、
1.仮説思考の重要性
2.死ぬほど考え抜け
3.戦略思考の鍛え方は、スポーツの場合と相違ない
の3つである。
そして、なぜ戦略思考が身に付かないのか。この答えが、本誌最後の方に説明されている。
つまり、「情報を得る→知識を得る→理解する→スキルを身に付ける」の四段階で、
情報(戦略思考)は、身体と同一化し自らの血肉となる。ただ、その情報は、書籍等から
簡単に入手できるも、本当の理解に至ってない。つまり、トレーニングがされていない。
ただ、知っているだけ。これでは、やはり習得は難しい。手っ取り早く習得するには、
その道の先輩に鍛えられるしかない。でも、その道の先輩がいないって感じ。
やはり、コンサル会社で一度は働いてみるべきなのだろう・・・・。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
Think!の別冊で、コンサルティング業界の著名人の頭の中を探る内容になっている。
読んでて感じたのは、外資系コンサルティングファームの一流の人たちは、
考えていることがメチャクチャろじかるです。←前からわかってましたが(笑)
そんな頭を持つために、常日頃から意識して頭を鍛えたいです。 -
こいつら天才かよ
本当に毎日こんなフレームで考えてんの!
すごすぎておかしくなるわ
BCGの人ってやっぱロジカルなんだな
日本の電柱の数なんて考えたくもないわw笑 -
▼2008/11/08amazonで購入。
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仮説思考とは・・・「物事を答えから考える思考力のこと」仮説をたてて、その仮説を検証し、修正進化させていく。コンサルタントはこれをトレーニングされていて、問題解決のスピードが早くなる。
デザインが大事・・・何度もシミュレーションして、あえて難しいケースに飛び込む。
①仕組む
仮説思考を成功させるプロセスは綿密に仕組まれたもの。強引に成長させるためにDevelopment Leaderがキャリアデザインをサポート、2週間後に始まるPJにアサインするかどうかの投票を行う(マッキンゼー)。
②だます、裏をかく
期待を裏切ると言う意味。複雑な背景にあるものすべてを掌握した上で、故意にいかに相手を欺けるか、裏をかけるか。これがマーケティングを担う人達のデザイナーたる由縁
③つなぐ、組み合わせる
デザインによって、単体では生まれなかったシナジーをもたらす。
④完璧である
デザインされたものは完璧でなければならない。油断もすきもない状態で、完璧を追求するディシプリンがなければならない。
⑤再現性がある
いつどんな時にも再現出来ること。人工的なもので、毎回同じ結果になる。