- Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
- / ISBN・EAN: 9784494002467
感想・レビュー・書評
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山の村に住むのおじいさんとおばあさんは、六人の子供を授かるが、みな小さいうちにあの世へいってしまい、ずっと二人だけでかさを売って暮らしているやさしいおじいさんとおばあさんに起こった不思議できごとの昔話絵本。
雪の降りつもる寒い情景が伝わってきて、五つのかさをお地蔵様にかぶせて、自分のほっかむりを最後の六つ目のお地蔵様にかぶせたおじいさんのやさしさが見事に表現されたいるお正月を迎える冬のある日のお話。
六人の子供を亡くしたおじいさんとおばあさんのもとに、かさをかぶせてもらった六体のお地蔵さまがたくさんの供物を届けにくるという内容にも心温まるものを感じる一冊。
≪幼児:年長向け≫詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
昔は6人産んでみんな亡くなってしまったりしてたんだなぁ。というところがまず悲しかった。でもお地蔵さんの登場の仕方はコミカルで子供も好きだった。「じいがいえはどこだべな〜」4歳、8歳男子。
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おなじみの傘地蔵。良本なんだけど、ちょっと昔の言葉遣い(方言?)だから、息子は現代語のほうがよかったみたい。良き本だけどね。
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民話研究家としても知られる松谷みよ子さん書下ろし。有名なストーリーの奥にある深い悲しみ、そして心の美しさをあらためてしみじみと味わえる絵本。
(『豊かな心をはぐくむこども絵本ガイド』 主婦の友社より) -
夫婦の半生や倹しい暮らしを思うと泣ける。
初見では昔語りの言葉が少し難しい。 -
読書カード(1年生におすすめの本)
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《本屋》【再読】黒井さんのやさしい絵が、好き。おじいさんの優しさが、お地蔵さんに、届いたんですぬ。
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声にしてこそ感じられる松谷みよ子さんのことば。書き言葉ではあり得ない表現が魅力です。おじいさんとおばあさんの背景がさりげなく書き込まれているおかげで、作品世界の深みを味わうことができます。
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