- Amazon.co.jp ・本 (63ページ)
- / ISBN・EAN: 9784494020621
作品紹介・あらすじ
たからくんのおとしものを見つけたら入れておく箱が「たから箱」。たからくんは物を大切にしないからおとしても平気な顔してるって、友だちは思ってる。日直の日、みなが日直箱をとりに行き誰かとぶつかり日直箱の中のプリントが砂まみれになった。もう、たからくんのせいだ!「ごめん、わすれてた」たからくんは日直箱を持ち上げてぴょんぴょん走って行った。「おかしいな」一時間目の前、先生が日直箱をガサガサさぐりだした…。
感想・レビュー・書評
-
たからばこは、宝が入っているわけじゃなくてタカラくんという子の落とし物ボックスだった⁉︎
タカラくんは落とし物ばっかりしてるから先生が作った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
みんなタカラくんのせいにしているが最後
みんなであやまってよかった -
誰だって出来る事と出来ない事がある。わざわざADHDという意識でくくらなくても助けが必要な人を助けることが当たり前になる世の中になるといいね。
-
たからくんのように落とし物が多かったり今することを忘れたり…という子どもはたくさんいます。そういう子に対するクラスメイトの心の動き、そして本人の気持ちを丁寧に描いていて、じーんとしました。
各ページモノクロがほとんどですがイラストもあり、低学年に向いている本だと思います。今度読み聞かせしようかな…と思った1冊です。 -
みなの隣の席のたからくんは落とし物が多くて、ロッカーの上にはたからくん専用の落とし物入れの「たからばこ」が置いてある。
いつも何かをなくして「貸して」と言ってくるたからくんを、みなは迷惑に思っている。たからくんは反省してないみたいだし。
たからくんと2人で日直当番の日に、日直箱の中から生活科室のカギがなくなった。皆は絶対たからくんのせいだと言ったけど‥。 -
なんで、この子、こんなんなんだろー!!って相手のダメなとこ見てイライラしたり、迷惑って思ったりすること、あるある。
でも、そういう子のことも理解しようとしてみようよって、思える一冊。
途中から、泣けた。 -
最初はぜんぜん物を大切にしない子だと思ったけど、生活科室のカギを一生懸命探したり、自分のものに名前をすべて書いたりしていたりと、本当は物を大切にする子なんだなと思った。
-
二年二組の「たからばこ」は落しものの多い、たからくんのための箱。たからくんの持ち物には名前が書いてあるので、拾った人はその箱の中に入れてあげます。そんなたからくんを少し迷惑に感じているとなりの席のみな。ある日、先生が日直箱に入れたはずの教室の鍵が行方不明になり、クラスのみんなは真っ先にたからくんをうたがいます。でも、もしかしたら鍵を失くしたのは自分かもしれないと気がついたみなは…。苦手なことがあってもお互いに認め合うことの大切さに気付いていく、みなの心の動きが印象的なお話です。
-
たからくんの落し物箱が
二年二組の「たからばこ」
たからくんは
ポロポロと机から物を落とす
自分のものをどこかで無くしてくる
そんな たからくんを
「だらしない」ように思う女の子
でもね たからくん
無くしたものが帰ってくると
ほおずりしたり おかえり〜って
声かけて喜ぶんだよ
たからくんの たからばこ
みんなは何を感じるだろう