のばら (平和かみしばい)

著者 : 小川未明 堀尾青史

• 童心社 (1964年3月1日発売)

感想・レビュー・書評

[司書KODOMOブックリスト（注：「司書になるため勉強中」のアカウントです）さんの感想 · 2023年3月24日]

「戦争と平和を考える本。

のばらの花が、大きい国の老兵士と小さい国の青年兵士の心をつなぐ優しく美しい状況から一変して戦争になり、ふたりは生と死に分けられてしまいます。別れゆくふたりの心情、心の響きが語られ、平和の大切さが心にしみこみます。抒情的な悲しみだけでなく生命も未来もすべて奪い去る戦争への怒りをこめて演じたい紙芝居です。」

（『紙芝居百科』紙芝居文化の会　より紹介）

小川未明の作品は青空文庫で読むこともできます。

[udonno_uさんの感想 · 2013年3月1日]

　子どもの頃　教科書にお話が載っていてずっと心に残っていました。何年か前に　右手先生の演じる紙芝居をみて感動し、　いつか私もこの作品を演じられるようになりたいと購入しました。　紙芝居は、奥が深くまだまだ未熟者の私です。　講座でお会いした時の右手先生のあたたかい笑顔が忘れられません。

著者プロフィール

明治・昭和時代の小説家・児童文学作家。新潟県出身。「日本児童文学の父」と呼ばれ、『赤い蝋燭と人魚』『金の輪』などの名作を多数創作。

「2018年 『注文の多い料理店／野ばら』 で使われていた紹介文から引用しています。」