フィンランド空軍戦闘機隊

  • 大日本絵画
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  • Amazon.co.jp ・本 (371ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784499226752

作品紹介・あらすじ

第二次大戦中、ソ連は二度にわたって北辺に隣接する小国フィンランドに侵攻した。だがフィンランドは「奇跡」とまで呼ばれた敢闘によってソ連軍の攻撃を挫折させ、占領を免れ独立を保つことができた。開戦から休戦までの4年間にわたり、フォッカーD21、ブルースター・バッファロー、そしてメッサーシュミットMe109G戦闘機を操り、遂に94機を撃墜した超エース、ユーティライネン准尉自身が描く、森と湖の国の空でソ連機の大群を翻弄しつづけた小さな空軍の胸のすく大活躍。痛快無比!!操縦席のなかで書かれた本当の戦闘機乗りの物語。

感想・レビュー・書評

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  • フィンランドのトップエース、エイノ・イルマリ・ユーティライネン氏の日記帳…とでも言ったほうが良い本。

    氏が冬戦争、継続戦争の間、何を考え、どう行動し、どう戦ってきたのか、1人の戦闘機乗りの記録がたっぷり詰まってます。

    また、圧倒的な国力を持つロシアを相手とする悲壮さは無く、むしろ明るく楽しい日常のエピソードや、同じ隊の愉快な仲間たちの紹介などが多い所に、ユーティライネン氏の人柄が伺えます。

    他にも多数の写真や脚注もあり、WW2時のフィンランド空軍関連の資料としても優秀です。

  • 第二次大戦においてソ芬間で勃発した、冬戦争、継続戦争で活躍したフィンランドのエースパイロットの自伝。
    人外揃いのルフトバッフェ(ドイツ空軍)を除くと人類史上最高スコアである94期撃墜、生涯での被弾は塗装を一度かすっただけという「無傷の撃墜王」。
    内容は苛烈な戦況と、その合間合間にある著者のいたずら好きなエピソードがちりばめられており、分厚い内容ではあるが無理なく読むことができた。
    欠点はさすがにニッチな本だけあって値段か。

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