本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784502097508
感想・レビュー・書評
-
河野龍太郎
仮に金融政策に効果があるとしても、それは将来の需要の先食いであり、追加財政の本質は将来の所得の前借りである。
金利がゼロになると、マネーと物価の間の関係(貨幣数量関係)は消滅する。ゼロ金利下では貨幣数量説が成立しない。
デフレ脱却に成功すると、その成功ゆえに財政破綻リスクが高まる。このため、政府・日銀は長期金利の安定が至上命題となる。長期金利を低位に維持するためには、インフレ率の上昇にもかかわらず、ゼロ金利政策や長期国債の大量購入政策を継続せざるをえない。
2020年の基礎的財政収支の均衡化
税収72兆円、税外収入4兆円、経費81兆円、5兆円の赤字が残る。
日本企業の6重苦
高い為替レート、高い法人税、自由貿易協定締結の遅れ、厳しい労働規制と環境規制、電力不足
ジョブ型雇用
特定の仕事、専門性に基づいてキャリアが形成されていく
メンバーシップ型雇用
特定の組織に所属しながら、その中でキャリアを形成していく
一般的に若者はジョブ型を好むものだが、近年の日本の若者層は急速に保守化傾向を強めており、メンバーシップ型雇用を好むようになっている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
高橋 洋一先生著
全2件中 1 - 2件を表示