誘拐の免罪符 浜中刑事の奔走 (本格ミステリー・ワールド・スペシャル)
- 南雲堂 (2018年8月13日発売)
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感想 : 12件
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- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784523265757
感想・レビュー・書評
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浜中刑事シリーズで、主役になってからは3冊目。奇天烈なトリックがてんこ盛りの海老原探偵シリーズとは違って、こちらは刑事としての捜査が続くので地味な印象が拭えない。女児の誘拐事件が発端だがすぐに生きて発見され、別荘からの女児の消失の謎と関係者のアリバイ崩しが本書のメインになる。浜中は謎解き役では無く、上司が謎を解くヒントになる行動を(結果的に)してしまう役。そういう人を主役にするのがこのシリーズのユニークさだね。
無論それだけでは終わらず、作者は今回も罠を仕掛けていて、その罠にもキチンと伏線が張られていたのには感心した。面白かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2018/08/15読了