誘拐の免罪符 浜中刑事の奔走 (本格ミステリー・ワールド・スペシャル)

著者 :
  • 南雲堂
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本棚登録 : 66
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784523265757

感想・レビュー・書評

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  • 浜中刑事シリーズで、主役になってからは3冊目。奇天烈なトリックがてんこ盛りの海老原探偵シリーズとは違って、こちらは刑事としての捜査が続くので地味な印象が拭えない。女児の誘拐事件が発端だがすぐに生きて発見され、別荘からの女児の消失の謎と関係者のアリバイ崩しが本書のメインになる。浜中は謎解き役では無く、上司が謎を解くヒントになる行動を(結果的に)してしまう役。そういう人を主役にするのがこのシリーズのユニークさだね。
    無論それだけでは終わらず、作者は今回も罠を仕掛けていて、その罠にもキチンと伏線が張られていたのには感心した。面白かった。

  • 2018/08/15読了

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著者プロフィール

埼玉県生まれ。2005年、島田荘司氏との共著により『天に還る舟』(南雲堂)を上梓。2008年、『十三回忌』(原書房)で単独デビューを果たす。2015年、『扼殺のロンド』(双葉社)で第6回「駅の中の本屋さんが選んだエキナカ書店大賞」を受賞。スケールの大きなトリックと、どんでん返しを得意とする。趣味はリバーカヤックと散歩。ビールが大好物!主な著書に『怨み籠の密室』(双葉社)、『ブラッド・ブレイン1~3』(講談社)、『モノクローム・レクイエム』(徳間書店)、『愚者の決断——浜中刑事の杞憂』(南雲堂)など。

「2022年 『仮面の復讐者 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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