- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784523265801
感想・レビュー・書評
-
2019/4/16
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『娯楽』★★★☆☆ 6
【詩情】★★☆☆☆ 6
【整合】★★★☆☆ 9
『意外』★★☆☆☆ 4
「人物」★★☆☆☆ 2
「可読」★★★★☆ 4
「作家」★★★★☆ 4
【尖鋭】★★☆☆☆ 6
『奥行』★★☆☆☆ 4
『印象』★★☆☆☆ 4
《総合》49 E+ -
タイトルから想像したおどろおどろしい呪われた感満載のミステリ……ではありませんでした。案外と楽しい気分で読める連作ミステリでした。でも本格度は高いし、ラストにはちょっとぞくりとさせられた部分もあったので満足。
とにかく奇妙な状況の殺人現場の謎が満載。それを安楽椅子探偵としてああだこうだと推理する過程も楽しめます。そしてラストで明らかになる、理想的な家庭で起こった一家殺人事件の真相は……あ、そっか、あれって伏線だったんだ。ここで終わっちゃうというのがやや後味悪くって、でも個人的にはこういうのは嫌いじゃないです。
お気に入りは「乱歩城」。もうこのトリックのインパクトが……! 乱歩のあれをモチーフってのも良いけれど。そんな使い方しちゃうか(笑)。 -
【収録作品】乱歩城/妖精の足跡/空からの転落/防波館事件/魔術的な芸術/皆殺しの家
-
2018/12/05読了