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- Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
- / ISBN・EAN: 9784525134211
感想・レビュー・書評
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アメリカの生物のテキストは日本の5倍のボリューム。日本のテキストにはヒトの生物学(ヒューマンバイオロジー)がほとんどない。
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一番の収穫は的を得た質疑、紙幅そこに割くべき
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タイトルからして最近の脳科学の紹介かと思ったが、生命科学リテラシーともいうべき内容。東大社会人科学講座として行われた八回の講義内容を収めたもの。テープ起こしの内容ほぼそのままとなっているようで、「ここからここへ」とか、スライドがないとちょっと理解しにくい部分もある。扱っている内容は多岐にわたっており、死とは何か、遺伝子改変食物は本当に危険か、生物学教育はどうあるべきか、など。興味深かったのは、科学が進歩するとグレーゾーンが拡がる、という逆説的な話で、「死」についても心臓死と脳死の問題や、「脳波が平たん」といっても脳波計の感度を変えるだけで平たんだったりそうでなかったりするので、明確に定義することはできない、どこかで恣意的に一線を引かざるをえない、というのは納得。
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