コーチング入門 第2版

  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532113407

作品紹介・あらすじ

本書は、人間の可能性を信じ、それぞれの個性を尊重しながら信頼関係を築き、部下を自律型人材へと育てていくためのコミュニケーション・スキルであるコーチングの入門書です。どのようにコーチングしたら良いか、「傾聴」「質問」「承認」の3つの重要スキルを実践的に解説。シナリオ形式で具体的な改善点を説明したり、ワークシートの例も掲載するなど、すぐに使える内容になっています。日本のビジネス社会の状況に合わせて改訂。「依存心の強い若手社員に自立心をもたせる」「シニア人材のやる気を引き出す」など、近年対応が必要になったビジネスシーンの事例も追加しています。

感想・レビュー・書評

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  • 良書 シンプルで、分かりやすい
    コーチングとは ビジネス、パーソナル、エグゼクティブの3つの対象、傾聴、質問、承認、アプローチと実践になっています。
    最後に、学習とコーチングとの章が、わざわざ設けられていて、学習とは何かという問題提起がありました。

  • 詳細に書かれていて理解しやすい

  • 2006年第一版 本間正人

    コーチングの入門書

    コーチングスキルとは、他者の能力を引き出すことに優れたヒトのコミュニケーションを体系的にまとめたもの
    ・自分のやり方を押しつけない
    ・指示命令を最小限に
    ・話をよく聞く
    ・相手の存在は尊重する

    解決できる形にフレームを転換する

    解決しない2種類の問題がある=解決不可能問題
    1相手の性格・人格を変えようとすること
    2過去に起こったことを変えること
    これらをリフレーミング~とらえ方を変える
    解決可能問題へ

    コーチCoachの語源は、馬車
    「大切な人をその人が臨むところまで送り届ける」
    それは~
    ・人間を大切に扱う
    ・可能性を引き出す


    国際コーチ連盟(ICF)の定める哲学、定義
    1クライアントとともに、実現したい目標に道筋をつけ、探究し、明らかにする
    2クライアントの自己発見を促す
    3クライアントの中から生れてくる解決方法や戦略を引き出す
    4責任を持ってクライアントを守る

    そのプロセスは
    耳を傾け、質問をなげかけ、クライアントがどんなことに焦点を当てて話し合うか決めることにより、クライアントが行動を起こす

    幅広い視点を与え、選択肢に気づかせること

    <日本のコーチングの基本的な考え方>
    コーチングとは
    人間の無限の可能性と学習力を前提に、
    相手との信頼関係のもとに、
    一人ひとりの多様な持ち味と成長を認め、
    適材適所の業務を任せ、
    現実・具体的で達成可能な目標を設定し、
    その達成に向けて問題解決を促進するとともに、
    お互いに学び合い、サポートする
    経営を持続的に発展させるための
    コミュニケーション・スキルです

    「信」「認」「任」
    信:人間の可能性を信じる 信頼関係を築く
    認:相手のよいところを心にとめる
    任:適材適所を任せる、任せてず

    傾聴の5つのポイント
    1「か」:環境を整えよう
    2「き」:キャッチャーミートを準備しよう
    3「く」:繰り返し、あいづち、うなずきを入れて
    4「け」:結論を急がない
    5「こ」:心をこめて

  • 自身初のコーチング本。初めて読むにはボリュームも読みやすくまとまっていて、内容も分かりやすく実践したいものがいくつもあった。特に自分にとって印象深かったところとして、基本は結論や対策を仮に自分が先に思いついても、相手に気づかせるように問いかけを構築していくべきであること、一度社内セミナーでやったヒーロー・インタビュー、GROW(Goals/Reality/Resource/Options/Will)モデルなど。あと質問の幅を広げる文脈であった戦略的発想のための質問タイプとして「過去ベスト/未トライ/アレンジ/他社事例/視点変更」もアイデア発想力に乏しい自分には非常に有益な情報だった。

  • コーチングの基礎を学びたく図書館で手に取った一冊。
    概念や手法が解りやすく書かれていてこの本で基本は一通り学べる。借りるのではなくいつも手元に置いて適宜読み直したい。

  • コーチングやその手法について具体的に学ぶことができる本。

    コーチングについては様々な定義があるようだが、本書では、「知識や技能を教え込む(ティーチング)のではなく、一人ひとりの内側にある「可能性、能力、やる気、自発性、責任感、アイディア」などを引き出すこと」とされる。

    つまり、学習者が主体でその学習をサポートするのがコーチということ。

    そしてコーチングのエッセンスが、『信・認・任』だという。

     ①『信』…人間の可能性を信じる、信頼関係を築く
     ②『認』…相手の良いところを見て、心にとめる
     ③『任』…適材適所の配置

    コーチングの手法としては、「傾聴」・「質問」・「承認」が必要。
    これは文字通りの意味で、起こりそうな具体的な場面に則してそれぞれの説明がなされる。

    この中でなるほどと思ったのが、「質問」。

    よくある話として、管理者が部下に質問しているつもりが詰問になってしまう例がある。

    これについて本書では、「人」について問うと「詰問」になってしまうが、「事」について問うと「質問」になるという。

    具体的には、
     (人の質問)「なんで君はこんな問題を起こしたのだ?」
     (事の質問)「こういう問題が起こった原因のリストを作ってみよう」

    上司としてはトラブルが発生した時などに感情的にならず、トラブルの原因を一緒に探すという視点を持つことの大切さを知った。

    本書を読めば、一通りのコーチングの基礎が学べるのではないかと思う。




  • いまさら入門書でもないのだけれども、必要があって目を通す。すごく分かりやすくまとまっている。

  • コーチングを始めて学ぶ段階だったので、非常にわかりやすい本だと思った。ビジネスの場での上司と部下の関係に絞った話だったのが少し残念で、それならタイトルにもそう書いておいて欲しかった。

  • 入門書なので初心者の私でもわかりやすく手法を学ぶことができました。
    ただ、この本は上司対部下という設定の本で、私自身もっと広いコーチングが必要になってくる日がくると思います。
    本当の意味での就社ではなく、就職になるにつれ、終身雇用がなくなり、意思決定が増え、それにともない迷うことも多くなる。だからこそ、コーチングでのサポートが必要になるかなーと。

  • 上司の昇格要件でコーチの資格取得があり、クライアントになった。予備知識なく臨むのは失礼と思い、簡単な入門書をと思って本書と『コーチングのすべて』https://booklog.jp/item/1/4862761526を読んだ。
    さわりの部分しか記載されていないが、目的は他人の資格取得であって、自分は単なる協力者で、シャカリキに勉強する必要はないので、このくらいの内容を知っていれば許されるかと思っている。短時間で読めて負担にならない。

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著者プロフィール

1959年8月東京生まれ。成人教育学博士。NPO学習学協会代表理事、京都造形芸術大学教授(一般教養カリキュラム開発担当)、NPOハロードリーム実行委員会理事、一般社団法人キャリア教育コーディネーターネットワーク協議会理事、一般財団法人しつもん財団理事。東京大学文学部社会学科卒業、ミネソタ大学大学院修了(成人教育学 Ph.D.)。ミネソタ州政府貿易局、松下政経塾研究主担当、NHK教育テレビ「実践ビジネス英会話」「三か月トピック英会話:SNSで磨く英語アウトプット表現術」の講師などを歴任。「教育学」を超える「学習学」を提唱し、大人数の参加型研修講師、TVニュース番組のアンカーとして定評がある。著書54冊を数え、年5~6冊のペースで執筆活動を行う。

「2014年 『すぐに使える It’s英会話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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