敗者のゲーム: なぜ資産運用に勝てないのか
- 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (1999年4月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532147365
作品紹介・あらすじ
プロの運用機関とその大口顧客である年金や保険などを対象に書かれていた第一版と第二版に対して本書は、個人投資家という新たな層を対象に加えて改訂されたものである。
感想・レビュー・書評
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本書は運用のノウハウ本でもなく、また株選びの本でもない。 投資における考察という表現が正しいのかもしれない。 バフェットの本と似たような教訓となるが、「長期保有が有利」「インデックスファンド推奨」がやはりポイントなのかなと。 インフレについての考え方が新鮮でした。
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良し悪しの内容。
相場に向き合う時間軸が違うとあまり参考にならないような気がした。
そもそも長期投資=善なんて時代はとっくに終わっているわけで… -
この本は、これから投資を始める人や毎日のように株価を気にして投資をしてる人にとって最適な本です。
まず、投資するにあたってどのような考え方で行うか、またどのような資料を見たらよいのか書かれているので、とてもわかりやすいです。 -
投資を始めようと思った時に先輩から薦められた本。投資を始める前に読んでおくことをお勧めします。
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インデックス投資を勉強するには、ランダムウォーカーと並ぶ良書。
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[読書]チャールズエリス 敗者のゲームを読んで
エリスの本書についてはブログ内でも何度か触れてみましたがまとめて読む
機会がありましたのでブログ内で何回かに分けて記載します。
本書を購入して、早2年以上経っています。2007年年末ごろ購入したと思って
いますが、ナカナカ読みきり ⇒ブログへのアウトプットに至っていません
でした。
■エリスの超さわり
「市場に勝つための4つの方法」
1.体力を駆使する方法。勤労勤勉です。
2.知力で勝つ方法 人よりも長期のスパンで物事を捉える事によって
よりよい投資機会を見つけ出す方法です。
3.感情力で勝つ方法 マーケットの乱高下に対して常に冷静にいられる事。
→→界同時株安/アジア危機/サブプライムローンはまさにそうでしょう。
4.マーケットを丁寧に無視する事 つまりマーケットに最も簡単に勝つ方法は
インデックスファンドを活用する方法です。
注)投資家のリターンを押し下げている要因に株式の売買の都度、売買益に
課税であり、配当金も含めてすべて再投資することがインベストメントの
重要な要素である。
内容は「ウォール街のランダムウォーカー」とほとんど同様ですが、チャールズ
エリスは本書の中で株式に100%投資することが最善とされている。
□敗者のゲーム
債券:株式 ⇒ 0:100
□ウォール街のランダムウォーカ
債券:株式 ⇒ 年齢:100-年齢 -
資産運用は、自滅で点を取られる、すなわち敗者のゲームであるとする。すなわち、ミスを少なくすることが肝要である。それを基本スタンスに、資産運用計画を策定し、長期に運用することが重要であるととく。学ぶべき部分が多く資産運用を意識するすべての人が読むべき本。
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アクティブよりもインデックスの方が、個人が資産運用する上で適していると今でも言われていることを1999年に提唱しているのは評価できる。ランダムウォーカーの方が、先に述べているかな。この本はインフレも考慮しており、実際の運用益の少なさを詳細に述べている。