オバマの戦争

  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (601ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532167974

作品紹介・あらすじ

9.11から8年、大統領に就任したオバマはテロリストの温床であるパキスタン‐アフガニスタン国境地帯の部族支配地域と、膠着状態のアフガニスタン戦争を政権の最優先課題に据えた-。米国を代表するジャーナリストが、オバマ政権・CIA・軍部の状況を数々の極秘情報と圧倒的取材力で再現した全米No.1ベストセラー。

感想・レビュー・書評

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  • 【最後に、オバマはつけくわえた。「アメリカ国民は理想主義者だが、指導者には現実的であってほしいと望んでいる」】(文中より引用)

    アフガニスタン戦争及びパキスタン問題に対する、オバマ政権の政策とその形成過程を追った作品。政権内での不調和を乗り越え、いかに三万人増派という決断がなされたかまでが丹念に記されています。著者は、調査報道というスタイルの確立に大きな功績を残したジャーナリストのボブ・ウッドワード。訳者は、ボブ・ウッドワード氏の著作を多数翻訳している伏見威蕃。原題は、『Obama's Wars』。

    とことん細部まで追求した一冊であることに感動を覚えました。「アフガニスタンの米軍に攻撃をしかける組織が国境を越えたパキスタン側で力を蓄えているとき、どのように対処するべきか」という、シリアやイラクでも見られるようになる問題に、この頃からアメリカは関わっていたことがよくわかる一冊です。

    著者に対する信頼感も伝わってくる作品☆5つ

  • 【由来】


    【期待したもの】

    ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。

    【要約】


    【ノート】


    【目次】

  • オバマの大統領としての仕事ぶりを知る。
    パキスタンとアフガニスタンの状況が理解出来た。

  • 読むのつらいです(/ _ ; )

  • 本書を読んで、自分がアメリカの政治、特に、安全保障については全くの不勉強だったことに改めて気付きました。しかしながら、本書はある種ドラマの24を見るよりもダイナミックで面白いノンフィクションだと思います。一度読み始めたら止まりません。アメリカ、アフガニスタン、パキスタン、オバマ、オバマを支えるブレーン、アメリカの将軍の織りなすドラマは読む人を飽きさせません。本書を読む限り、オバマの政治センス、そして、リーダーシップは素晴らしいと感じました。哲学があります。そして、自分はその素晴らしさは、自分たちの「使命」や自分たちの仕事の「目的」について、しっかりとしたビジョンが存在していることに裏付けられているからだと思いました。「リーダーは何を決めなければいけないのか?」という根源的テーマについて、たくさんの示唆があると思います。本書を読んで得るところのある日本の政治家や企業経営者はたくさんいるのではないかと思いました。

  • 読み物として十分面白いが、それよりも、組織のリーダーシップのあり方、組織の目指すものを達成するために部下としてリーダーをどう支えるべきか、など、組織論として大変示唆に富んでいたと思う。

  • イラクからアフガニスタンへ軸足を移しつつ、パキスタン問題に取り組む、オバマ政権の政策の決定プロセスを詳細に追っている。
    ブッシュ前大統領の脊髄反射的性格とは異なり、オバマの徹底的なフィージビリティスタディによって意思決定していく我慢強さに驚愕する。
    複雑な利害関係が生じる問題は、複雑に考えなければいけない。

  • 資料ID:21103684
    請求記号:

  • 他の人も指摘しているがここで終わるの?という中途半端さが読後感を悪くしていると思う。ドキュメンタリーなので、嘘は書けないから、仕方ないのかもしれないが…。読者は、何を求めてこの本を読むか各自で考えた方が良いかもしれない。私はオバマ政権の意思決定プロセスがどのようになっているか、「ブッシュの戦争」と比較してどうか、という観点から読んでみてそれなりに理解できたものはあった。が、やっぱりここで終わるのか…。という後味の悪さがどうしようもないなー。

  • 翻訳が読みづらい。。。

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著者プロフィール

米国を代表するジャーナリスト。1943年生まれ、イェール大学卒。50年間にわたりワシントン・ポスト紙の記者、編集者を務め、ニクソンからバイデンまで歴代大統領を取材・報道しつづけている。
ウッドワードは同紙の社会部若手記者時代に、同僚のカール・バーンスタイン記者とともにウォーターゲート事件をスクープし、ニクソン大統領退陣のきっかけを作ったことで知られる。このときの二人の活動から「調査報道」というスタイルが確立され、また同紙はピュリツァー賞を受賞した。ウッドワードはその後も記者活動を続け、2002年には9.11テロに関する報道でピュリツァー賞を再度受賞。
『大統領の陰謀』『ブッシュの戦争』『FEAR 恐怖の男』『RAGE 怒り』など、共著を含めた20冊の著作すべてがノンフィクション書籍のベストセラーリスト入りを果たしている。そのうち14冊は全米№1ベストセラーとなった。現在はワシントン・ポスト紙アソシエイト・エディターの責にある。

「2021年 『PERIL(ペリル)危機』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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