甘苦上海 4

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
2.92
  • (3)
  • (0)
  • (4)
  • (5)
  • (1)
本棚登録 : 39
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (177ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532170974

作品紹介・あらすじ

「私は無力だ。何て心地よい言葉だろう」52歳・紅子の恋の冒険もいよいよ最終章。戯れに始めたわけではない。すべては上手くいった。しかし…突然の別れ、死と新たな命との邂逅。傷だらけでも生きている。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 連載時に読了。読み終えた後の達成感は、何かの責め苦に耐えた時と似ていました。なんて何も生み出さない小説だったんだろう。文章に綾もなく、物語には華もなく。登場人物さえも何も得なかったとゆー。おばはんのエロスに耐えたアタシを褒めろってな思いは、愛人・京の心と重なっていたのだろうかとか考え始めるわー。

  • 恋愛小説。上海で活躍する女性社長51歳の語り口のストーリー。成功している仕事に不況の暗雲、二人のオトコ。上海万博直前の熱気から世界同時不況と当時はリアルタイムにストーリーが進んでいた。含みのある終わり方がなんとも切ない。ちょっとエロ、日経連載モノでは「愛ルケ」ほどハードではありませんが。

  • 完結編を1冊で読んだ後なので、飛ばして読んだ。大筋は一緒、ただし、最後がかなり違う。作者の時間を置いての思い入れだろうが、どっちがいいのかな。happy end好きの私は完結番でもいいにはいいが、あまりに平凡で、かえってこっちのほうがいいかな。小説講座の先生はいつも、書きすぎるのはいけない、と言っているし・・・

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

小説家

「2022年 『ベスト・エッセイ2022』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高樹のぶ子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×