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- Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532171346
感想・レビュー・書評
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★2015年6月21日読了「天下 家康伝 上」火坂雅志著 評価B~B+
徳川家康を主人公とした歴史小説。家康の一生を描く形ではなく、三河の一向宗一揆あたりからの戦国武将として苦労してのし上がっていく姿を描く。上巻は、武田勝頼に長篠の戦いで、織田軍と連合して勝利し、その後家康の正妻の築山殿と松平信康が、武田の仕掛けた罠に嵌まっていくまでを描く。
日経新聞に連載していた為、途中読んだ覚えもあるのだが、比較的淡々と家康の心の内を語りながら、物語は進んでいく。血湧き肉躍る軍記物ではない分、一生我慢で天下を手に入れた苦労人の物語に仕上がっており、さすが日経新聞連載物と改めて感心した次第。
やはり家康ものは、隆慶一郎の影武者徳川家康が一番面白かったなあ。(忠実な歴史小説ではありませんが。)詳細をみるコメント0件をすべて表示