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- Amazon.co.jp ・本 (690ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532192693
感想・レビュー・書評
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全体のイメージは「金融でリスクを考える方が良く宿題をこなした発表レポート」。
ちゃんと覚えれば雑学と薀蓄が相当身につくと思う。
僕のお気に入りの箇所は、冒頭金の特性から人とのかかわり方を述べ始めるあたりでの「全世界に金が12万5000トン」、中盤マルコポーロの言葉を借りながら通貨の発生から金本位の考え方への記述。さらに著者は最後に「長い歴史の最も印象的な特徴は、ドラマの主人公が金のおかげでひどい目にあうことだ」という。
紙幣からネット上の取引へと「お金」が変わろうとする現在、何が不変的に必要で価値のあるものなのか考えさせられるし、その淡々とした語り口から逆にそうしたものは多分ないのだろうと思えてくる。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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