質問力: 論理的に「考える」ためのトレーニング

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532193348

感想・レビュー・書評

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  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99048931

  • 質問は論点を明らかにするために用いる。
    そのためには、考える質問(=知性を働かせる質問)が大切。
    1.なぜ、そんなことが起きたのか?
    2.なぜ、そんなことが起きるのか?
    3.なぜ、それをやるのか?
    4.なぜ、そこから手を付けるのか?

  • 就職活動期に購入。
    この本をもとに就活の場で質問していたら
    個別に呼んで話をする機会をもらえたり、
    面接がスキップしたり、
    その後もいろんな人たちに出会うきっかけになりました。
    とても感謝しています。

  • 巷のハウツー本と比較にならないほどしっかりした内容。これが文庫で読めるのは素晴らしい。コーチングやメンタリングなど一通りのスキルを学んだと自負する人でもポイントポイントで新しい発見ができると思う。

  • 最初に質問力の定義が提示されるのだが、完全に理解につながらない。
    質問力の背景の論理思考に話が進むので、「質問」とは直結しない話に頭がついていかないからではないか。
    もっと具体例で落とし込んでほしい。

  • ○質問力
    【まえがき】
    ・1981年 :前⇒追いつけ追い越せでやっていた時代。先行者を学べば良かった。
    :後⇒これからは何をすべきなのだろうと自ら考えなければならない時代⇒そこまで考えが及ばず。

    ・論理的に考えるために役立ち思考技術としての質問力を解説
    ・「目的を持って発せられ、知識・情報を獲得したり、知恵を生かす為の質問」⇒誰でも身につけられるもの
    ・悪い質問
    ・高圧マネージャー
    :「発した時点ですでに相手の答えを規定してしまっているもの、意見を押し付けるもの」
    :「聞かれた側が本当に言いたいことをいえない質問」←高圧的、決め付け
    ・お人よしマネージャー
    :「暗算思考と二者択一に終始した質問」
    :問題の核心を捉えるスピードと精度が低くなり、対策を考える選択の幅が狭くなる。

    つまり :「あいまい、限定的、二者択一、当たり前」

    ・いい質問
    :理にかなった質問は思いつきのレベルを脱しなければいけない。
    :考えられる限りのあらゆる原因の可能性を検討しなければならない。←一つの限定的な原因によって引き起こされているケース      は極めて稀
    ・好例
    :AとBの対立の論点はなんですか?
    :その中であなたが重要だと思うのはどれですか
    :その論点に対してAとBはそれぞれどう主張していますか
    :その問題に対してどのような仲裁案が考えられますか
    :それらが実施された場合、それぞれにどんな好・悪影響がありますか
    :どの案を採るべきだと思いますか?悪影響に対してはどのような対策を実施しますか?
    【質問力とは何か】
    ・日本の経営者も優れているが・・
    :論理性を発揮する部分が限定的である。
    :オープンに検討可能なかたちでなされることがなかった。
    ⇒賢者の暗算思考←思考の前提となるルールのスピードが速くなってきている。
    ⇒思考のプロセスが誰にとってもオープンで明快であればあるほど、変化に柔軟に対応できる。
    ・暗算思考の弊害
    :通常出てくる答えは一つ、駄目ならまたその次・・堂々巡りをする可能性がある。
    :答えが限定されている問題や状況の変化があまりなく経験で正答が導き出せる時は有用
    ・オープンな複雑思考とは
    :複数の選択肢を提示、思考プロセスをオープンにした場合、網羅性が高いので結論が的確である可能性が高まる、
    ・好例
    :どんな可能性がどれだけあるか?
    :それぞれの影響は?
    :どれが最善だと思うか?
    ・質問とは
    :お互いの主張を質問の形でぶつけ合って議論を収束させていくプロセス。積極的に自分の意見を言えばいい。

    【学ぶ質問、考える質問】
    ・質問をするときに知識や情報を獲得するべきときなのか、知性を働かせるべきときなのか明快に区別して使い分けなければ本来の目的に
     達しない。

    ・日本人はなぜが苦手
    :他人の思考の過程に踏み込むことを避ける傾向があるのは間違いない。←聞くは一時の恥
    ・インテリジェンスとは
    :知性あふれる、高度の思考、判断ができる人←知識をたくさん持っている人ではない。
    ・思考のプロたちが持っている「論理的な思考プロセス」の一端でも私たちが学べば、日々の生活を効率的にしたり、潜在的な問題を見つ け出すのに大いに役に立つ⇒ なぜで始まる質問力の強化

    ・なぜで始まる質問
    :なぜそんなことが起きたのか/起きるのか ←因果関係を過去から遡って将来に渡って聞くもの。
    :なぜそれをやるのか/そこから手をつけるのか ←根拠を問うもの。
    ・「判りやすく」はダメな質問
    :原因はいろいろなものが複雑に絡み合っていることがほとんど、すべての可能性を洗い出して検討していくことが必要なのに
         議論を短絡的にしていく事になる。

  • ①ナニ?②ナゼ?

  • 問題を合理的に解決するための、論理的な質問力の重要性を改めて確認させられた。
    本当に書かれている通りだと思うのだが、実践するのが難しい。難しいけれど、実際にやってみて、続けていかなければ、身につかないのも事実。
    私の場合は、まずは、問題に直面した時、論理的な質問ができるように、あわてふためかないで冷静でいられること、ここからスタートだけれども、意識していこうと思う。
    各章の裏扉に、その章のポイントがまとまっているので、これをコピーして手帳にはさみ、普段から目が通せるようにしておこうかな。

  • なに?ではなくなぜ?

    勉強になった。
    仕事をしていくうえで、もっと勉強になることもあるだろう。

    そして問題解決のために、良い質問が出来る人間になろうと思った。

  • 面白かった。
    質問力とあるが具体的な論理的な考え方のための本。
    本の最後に質問力のテストが乗っている。

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