文章がうまくなるコピーライターの読書術

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532195410

感想・レビュー・書評

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  • ライティング関連の本といえば、ほとんどは「書くこと」がテーマ。
    ですがこの本は「読むこと」がテーマです。

    特に印象に残ったのは、紀文のはんぺんの新聞広告。
    一読しただけでも「いい文章だな」というのはわかるのですが、その後の解説によって、どこがどういいのか、どう工夫されているのかが論理的にわかります。それには、ただただ「うーん」と唸るしかありません。

    読書とは、文字を追うことではない。
    細部まで気を使って読み、理解することで、その文章のエッセンスや細かな気遣いに気づくことができる。
    そうして得た気づきを応用することで、自分の文章力を高めていくことができる。

    そんなことを考えました。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「そうして得た気づきを応用する」
      はぁ~読んだ後から忘れてしまう私。だからダメなんですねぇ、、、反省。。。
      「そうして得た気づきを応用する」
      はぁ~読んだ後から忘れてしまう私。だからダメなんですねぇ、、、反省。。。
      2013/05/23
  • 名作コピーに学ぶ読ませる文書の書き方」の続編です。こちらも良書です。第八部のために前段がある感じです。
    ここ数年で私が一番「はっ」としたコピーである「年賀状は贈り物だとおもう」が取り上げられていてチョット嬉しかった。岩崎俊一さんかぁ。。。(2010.11.26)

  •  読書術、というよりは作者のオススメ本紹介。
     往年の名コピーなどがみられてオモシロイ。

  • Vol.70
    ぬるい文章は誰も読まない。ゆでがえる脱出読書法!
    http://www.shirayu.com/letter/2010/000135.html

  • 『名作コピーに学ぶ 読ませる文章の書き方』に連なる、鈴木康之氏のコピーや文章に関する書籍。
    本書では、文章(実用文=読んでもらう文章)を書くというアウトプットに向け、インプットのひとつの手法として、どのように、また、どういった視点で「読書」を行うかについて全体を通じて様々に解説されています。
    最近、ワタクシがとてもとても興味のある「読書」関連テーマであり、大変参考になる読み方が盛りだくさん。

    以下、印象に残った内容。
    第2部で触れられている、「読書になる日本の文字」や「1字読み」~「1句読み」あたりは、さすがコピーライターの視点ならではの、言葉、特に日本語の意味や形へのこだわりが現れていて感心しました。
    第4部の「酔わせるコピー」。美しいですね。
    第6部の比べ読み。いつかはじっくり堪能してみたい。
    そして、最後に紹介されている「造句」。とても深い造句。私の生き方にもよい影響を与えてくれる造句です。

    総じてみると、文章を読み・文章を書くということは、相手のことを含めて様々に想いを巡らせ、様々な想いを込めて文字に向き合い、人と向き合うこと。これも、一つの重要な要素であるように思います。

    本書を含む2冊は、コピー・コピーライターならではの一言一句への熱い想いを背景に、その重要さ、また、その楽しみ方を教えてくれるように思います。

  • うまい文を書くためのトレーニング法と読書術。と、古今の名文紹介。

  • う~んこれは読書術かな?名文・名コピーの紹介ではあるけれど…。

  • これは面白かったし、タメになった。
    上手い文章を書く上で、まず読むところから見直して!と。日本語をもっと大切に扱ってよ!と。
    納得させられることが多かったし、なにより著者自身がコピーの名手ですから、非常に読みやすい。
    引用に使われている本は、ぜひ読んでみたいですね。積ん読が増える一方ですが…(笑)
    この本自体も、エンピツとメモを持って、もう一回読み返したい。咀嚼して、中に詰まっているものをちゃんと消化できたら、わたしももうちょっと語覚力が上がるような気がします。

  • 古典を味わって読もうと思いました。

  • 文章が上手くなりたいと思い読んでみることにしました。
    文章が上手くなるというよりは、コピーライターって面白そうだなぁって感じる部分の方が大きかったです。

    中身はかなり読みやすかったです。さすがコピーライターという感じでしょうか

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著者プロフィール

鈴木 康之/株式会社ドローアウト代表取締役、日本人事株式会社(経営を学ぶ学校)専任講師、EEIノンバーバルコミュニケーション コミュニケーター、株式会社アーカス・インズ(印象力アカデミー)主席講師、株式会社リアライズ「質問型営業(R)」コンサルタント。経営・社内組織・リーダーシップ・セルフマネジメント・営業等の分野で必要とされるコミュニケーション理論と実践に関する研修を、沖縄を中心に全国企業に展開している。

「2020年 『学校では教えてくれなかった コミュニケーションの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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