問題解決ラボ 「あったらいいな」をかたちにする「ひらめき」の技術 (日経ビジネス人文庫)
- 日本経済新聞出版 (2020年3月3日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532199685
作品紹介・あらすじ
○2015年2月にダイヤモンド社から刊行された同名書の文庫化。『週刊ダイヤモンド』の連載「デザイン目線タテ・ヨコ・ナナメ」を加筆したもので、カラー写真とともに著者の創作の秘訣が明かされる。
○著者にとってデザインとは「日常のちょっとした出来事を見逃さずに、そこから何らかのアイデアを抽出すること」。本当の課題は、相手の話の「ウラ」にある、「ありそうでなかった」は「ふとした不便」から見つかる、「ボヤッと見」で視点をズラす、既視感も時には「武器」となる、「チマチマメモ術」でアイデアに化学反応を起こす、「光る脇役」から考えてみる、デザインの「正解」は不安と安心の狭間にある、メタファー思考で「例えて伝える」技術--など、クリエイターのみならず、ビジネスピープル全般に参考となる手法が満載。
感想・レビュー・書評
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デザイナーとして羽ばたくためのヒントが詰まっている。
だけど、これって違う仕事でも当てはまるね?
問題解決のためのひらめき・アイデアを思い付くのは顧客のためでもあり、自分のためでもある。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
問題解決とひらめきをするための考え方と、各考え方に応じたデザイナーとしての著者の事例が紹介されている。平易な表現で読みやすくなっているため、ひと通り読めば役立つヒントを何か得られるかもしれないというもの。
書かれている内容は私の感覚と合っているものが多くて共感を得ることができた。
ただし、この手の本は著者の主観を記したものであり、学術的根拠や再現性に乏しいため、あくまでも参考程度と割り切って読むべきであろう。
特に良かった点は
86ページの「アイデアの原材料となる情報を収集するコツとしては、白黒をつけずに「グレー」な状態を維持すること。」と、
205ページの「伝わらないメッセージは「独り言」みたいなもんです。」の2箇所。 -
フラットな心持ちで世間を見る、何かと何かをいつかどっかで結ぶためにストックする、この2点が気に入りました。
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新しい視点で、直面している問題を解決するために必要となる、デザイン目線で考えることを身に付ける為のスキルを、著者のこれまで取り組んできたプロジェクトを題材にして紹介してくれる。新たな考える切り口、視点を与えてくれる。
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【所蔵館】
総合図書館中百舌鳥
大阪府立大学図書館OPACへ↓
https://opac.osakafu-u.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2000940750 -
デザインは見た目が大半だと思っていたが、完成するまでの過程が大事で、いいと思うデザインは土台がしっかりしてるんだということがわかった。普段仕事をする上で実践できそうな考え方は参考にしていきたい。とにかく物事をもっとシンプルに考えるようにしたいとおもった。