- Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532263003
感想・レビュー・書評
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いろんなことがバラバラ書かれていて読みづらかった。
ハマる人にはハマるのかもしれないが、全般的に著者の決め付けみたいな話の羅列に思えて、今ひとつ共感出来なかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
課長のあり方についてとても参考になる内容であった。緑の血課長とガラパゴス課長の違いをよく理解できた。プロ課長に求められる7つのスキル
①フォー・ユーの姿勢と行動
②公正さを基準化する力
③技術的なコミュニケーション
④キャリアを客観視する力
⑤変化を積極的に取り入れる力
⑥オープンさをたもつ力
⑦緑の血でありつずける力
が勉強になっった。 -
利害関係を一にしない多様な人材をマネジメントしていくことが求められるこれからの会社組織において、課長が担うべき役割と必要な能力を整理した本であると感じた。
このような状況では現場と経営層をつなぐマネジメントの要として「課長」の果たす役割は大きいと感じた。一般的にミドルマネジメントは今後必要性が低下していくといわれることが多いが、多様な人材を抱えながらも持続的な人材育成をしていくためには、単に成果目標を達成するためのマネジメントだけではなく、コミュニケーションの役割を担う人が求められるということがよく理解できた。
また、コミュニケーションは技術の問題と明確に整理しているところも共感した。多様な人材とコミュニケーションをとっていかなければならないからこそ、自己流のやり方やこれまでの会社の流儀が必ずしも通用しない局面にぶつかるし、その際に自分のコミュニケーションのスタイルを客観視し、その他の方法も活用できる技術としてのコミュニケーション能力が身についていることが必要なのだと思う。 -
課長という初級管理職をタイトルにしていますが、内容はリーダーシップ・コミュニケーション・キャリア形成に関するものでした。PM理論やSL理論やリーダーの行動特性などリーダーシップに関する理論が引用されていますし、コーチング・傾聴といったコミュニケーション手法、会議における発散収束モデル・ブレーンストーミングといったお馴染みの手法を紹介しながら、著者の主張が展開されています。
従って、課長に限らず小集団でリーダーシップを発揮されている方や、今後リーダーとして組織を率いる方にとっても、参考になる図書かと思います。
私は、上記理論に限らず、本の随所に細かく散りばめられていた相手とのコミュニケーションTIPSと、著者が主張してる「役割意識」というコンピテンシーが参考になりました。 -
自分が課長なので、課長に関する本が売っているとついつい手にとってしまう。読んでみたのだが特に目新しいことが書いてはなかった。部下に対して威張り散らすだけの上司というのはなかなかお目にかかることはなくなり、私を含めて社内の課長さんたちは、それなりに部下の成長を考えているもので、本に書かれている理屈というのは頭にあるのだが、自信がプレイングマネージャーであるが故、なかなか部下の教育にまで時間をとることが出来ないというのが我が社の実情のようである。あと内容があれもこれもになっているので読みにくい文章だった。
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一気に拝読。
「緑の血」の課長がかっこいい。私もかくありたい。
p.9の、今日のマネジメントとは、「共通の利益が存在しないことを前提として、職場の問題を”技術的”に解決していこうとする心構え、そして能力」とは、なんとも鮮やかな指摘で、大きく書いて会議室に貼り出したい。
私のいる「大学」というのは企業とはまた違った独特の組織だが、本書は「あるある」と膝を打ちながら読んだ。
大学の、とりわけ工学部は「高度な専門知識」という、短寿命で、脆く、潰しの効かない(なのに本人は必ずしもそうとは思っていない)能力に深く依拠している人々ばかりの職場で、学科全体がガラパゴスというところも多いのですが、その外にあるガラパゴス業界とガラパゴス学会がそれなりのスケールである程度の生態系を保持しているのでなかなか滅びません。
そうなるとオーストラリア大陸のようなもので、独自の生態系の維持が目的化してしまい、雑種交配厳禁の文化ができていく。
その先には「いらない大学」の烙印が待っている。
専門知識の習得に必要な長い時間と、それが価値を創出できるわずかな期間と、長いような短いような人生と、それらのリズムの乖離っぷりを思うと、知識=技能のセットを寿命の異なる複数のレイヤーで捉えながら習得しておくことの重要性は、学生たちに改めて強調しておかなくてはならないなと思われた。ただし、やり方はあくまで「緑の血」式で。 -
共感できる点多し。現代の課長職が置かれている現実を的確に捉えていると思う。本書で挙げられている課長が備えるべきスキルのうち、自分に足りないと思えたのは「公正さを基準化する」力。まずは行動、やってみよう。
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2023.08.26
この本はあとがきが2016年2月に書かれている。それから7年、この本の予想以上にサラリーマン社会は変化し続けている。
この本から課長のノウハウを学ぶのではなく、この7年の変化を考えればこの後の5年、7年という単位での組織の変化は尋常ではない、何も参考にならない。自分で考えなければならないということを考えさせてくれるきっかけとなる点を評価している。