- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532263782
作品紹介・あらすじ
社長は代替可能、空気を読まずに人事評価、脳の働きをすべて再現、AIを使いこなせない弁護士は失格――。自動運転やロボット、工場の生産など、いたるところで人工知能(AI)が活躍し始めています。2045年にはAIが人知を超えるシンギュラリティー(特異点)を迎えます。私たちはAIとどのように共存していけるかを考えなければならない時期に来ています。AIやロボットによって、人間の仕事の半分が代替される――。こんな予測を聞くと私たちは不安になります。本当にそうなのでしょうか。本書は、脅威を感じながらも、AIを受け入れ、AIに学び、共存への道を探ろうとしている人たちの姿を描きます。AIとの向き合い方から、人間の弱さや可能性の大きさが見えてきます。日経新聞の大型連載「AIと世界」を改題し書籍化。
感想・レビュー・書評
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AI僧侶ロボット。中国で仏教の布教
AI1000曲からの印税を受け取る教授
AIとの共作を試みる朝井リョウ
ブレーンテック
服の全体像を全方向から見える
社長業でさえ、代替可能。会食とかロボットに任せれば良いし、ロボットに会食はいらないし、そもそも仕事にもいらない。裏で悪巧み。
オルツ、自分のコピーを作り、社員に黙って受け答えを自動化。
すごく狭いエキスパートシステム。過去のもの
証拠マイニングはAI。判例探しもAI。試験も協業にすべき。
AIがノーベル賞を取る日。過去の膨大なデータから大量の仮説を立てて同時並行的に四六時中検証。そもそも、データの取得も、AIが行う。
AIがヒット曲を予測できる→なら、その予測通りの曲を作れば良い。シビュラだね
AIは、人が判断基準とするデータを先に読んでいる。人なんか見なくていい。その人間の、過去と現在の環境と判断の癖を知れば。
個性を持ったAI同士の戦い。
ジム・ロジャーズ。冒険投資家。投資先を足で見つける。
囲碁のイ・セドル「可能性が多く、感覚に頼らざるおえない序盤ほど、計算力の高い機械が強い」しかも定石がインストールされている。外した瞬間人間ピンチ。
ソフトを開発しなくても、データを持っていなくても、AIでトレーニングした棋士が強くなる。
常にAIカスタマーセンターがいうことを聞いてくれる。政治への不満とか。気の済むまで。
セプテーニ・ホールディングス「AI人事で退職率が激減」
中国のシャオアイス。AIチャットbot。AI、ロボットを愛するのなら、別れも悲しくなるだろう。ペットと同じ。
コンビー、好き嫌いのあるロボット。人の脳内反応を真似る。
機械としての自分との協業ができるかも?→notionと既にやっている。保存と検索と編集。脳の弱点を補う。
AI権力者。肉体も感情もないのに欲しがる。
AIの下請け、サポートー、トレーナー、デバッカー。
発展はAIに任せて、健康、教育、親切に信用スコアを割り当てれば?
人間は判断だけでなく、決断ができる。
昆虫を操作するドローン。倫理の外。自分の体なら良いのでは?
株取引の監視もAIで。ログを追跡。全ての国で行わないと、ゆるいところに殺到する。
ハプティクス(力触覚技術)、ポテチを掴むロボットアーム。
日本はローカルデータの宝庫。要介護者のレベルなど。
ツイートから病気の流行、感染経路を捕捉するシステム。
イランは理系大国、しかも女性が多い。シャリフ工科大学とか。
若いAIスキルホルダー、AIモンスター
ポストトゥルース。人間を一切信用しなければ良い。本気で地球平面説、天動説を信じている人もいる。
思い出の曲、懐かしの絵柄を再構築。人物でさえ、再構成。
ラベル付きデータという資源。日本人の几帳面さが強み。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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ざっくりメモ
AIによって色々なことがビジネスに生かされている。2045年にシンギュラリティが起こると言われているが、今すでにAIによって世の中のビジネスが変わり、それによって人々の生活が変わっていること、そのことに注意しなくてはならない。この時代を生きるために何をしなくては行けないか、危機感とスピード感を持たなければならない。
AIの事例として参考になる本。 -
元々コラム的な内容を集めているので1個ずつのトピックに基づいて見られます。
AIについて深く論じられているわけではありませんが、現在の技術の進捗、AIを使用したサービスがどんなものがあるのか?そして、それらに携わる専門家のAIに対する危惧感などを端的に学べます。 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/718162 -
AIに関わっている人たちの考えを知りたい人におすすめ
【概要】
●世界中のAIに関わる人たちの考え
●AIと共存する道を探ろうとする人たちの姿
【感想】
●AIを受け入れて共存することの重要性が伝わってくる。
●AIの進化に対応し、人間も変わっていく必要があることが理解できた。 -
本書が発売された2018年時点の、AIの研究がどこまで進んでいるかということについて書かれた本。
なんとなく聞いたことある話も多かったけど、本当、いろいろなことをAIで代替しようとしているのだなと思った。
社員にいろいろなことを質問されるから、自分の代わりにチャットで答えてくれるAIを作ってそれにこたえる社長の話はちょっと笑った。AIと知る前は社員は何の疑いもなく信じていたらしい。種明かししたら、また直接聞きにくるようになったのだとか。まあ、そりゃそうだよなと思う。AIに経営的な判断されたくないだろうし。そこまでやるのだったら、社員にもう少し一任させたほうがいいのではないかと思う。
そういえば、新井紀子氏について、「AIで東大合格を目指す新井紀子氏」と紹介されてあって、AIで東大合格を目指すのはあきらめたんじゃなかったっけ(確か2016年ぐらいに)と思って、調べてみたらどうやら誤報だったらしく、今でも続いてはいるらしい。共通テストにも対応しているのだろうか。
AIでおいしいビールを作る試みは、先日ネットで話題になった「遺伝的アルゴリズムで最高にエッチな画像を作ろう!」というサイトを思い出した。人間の選択により、改良されていくという試みはいろいろな応用ができるのだろうなと思う。まあ、協力してくれる人がいたらだけど。
なお、今ある業務が自動化される割合を国別に比較すると、日本はロボットの導入余地が主要国の中で最も大きいらしい。そういや、RPAって最近あまり聞かなくなったけど、どれぐらい代替できたのだろう。
AIの話ではないけど、ちょっと驚いたのがイランについての話。イランの大学進学率は71%もあるらしい。女性に限っても67%なのだとか。そんなに多いのかと驚いた(調べてみてみると、日本は現在58%ぐらいだそう。自分が大学進学するときは確か50%ぐらいだった)。女性の活躍も著しいらしく、イランは産業の主軸を天然資源依存型から、AIを含む知識基盤型にシフトしようとしているらしい。イスラエルはなんとなくAI人材が多いイメージがあったけど、イランでもそうだとは知らなかった。
後、日本・米国・インド・インドネシア・ベトナム・タイ・中国・韓国のITエンジニアなどを対象にしたアンケートで、給与・報酬にたいして「満足している」と回答したのが最も少ない国は日本らしい(たった7.6%。二番目に少ないのが韓国の13.2%で、一番多いのが米国の57.4%)。なんというか、そりゃあ日本ではITの人材少ないよなと思う。同じことは保育士とかにもいえるだろうけど。一応言っておくと、自分は今の会社の給与には満足している。
後、ビックリしたのがAIワトソンの利用料について。非公表だそうだけど、年間で1億~3億円かかるとわれてるらしい。普及させる気あるのか…。 -
2045年にAIが人類の知能を超える特異点を迎えるという予想に対しての色んなレポート。プラスに捉える人もいれば脅威として捉える人も。それぞれの考察が面白く、どんな未来になるだろうとワクワクする。
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2021年度版が読みたい。気持ち古さが感じられる。
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詳細なレビューはこちらです↓
http://maemuki-blog.com/?p=13954 -
特に著者がいて考察を書いた本ではなく、日経記者がそれぞれAIに関する取材をした記事を再編集した本。
だから内容こそ細切れではあるが、それぞれ最先端の識者が登場し、AIに対する意見を述べているのは、AI全体を俯瞰する意味では読みやすい。
ポジティブ意見もあれば、裏返すようなネガティブ意見もあったり。
技術がここまで進化している、という話もあれば、技術的な限界がここにきている、という話もある。
そういう意味で、AIの最新トレンドを色眼鏡無しで見ることが出来る。
サクッと読める本なので「なるほどねぇ」程度の理解でいいと思う。
法改正も含めて、AIの扱いについてはまだまだ課題が多い。
やはり、自分がどのスタンスに行くのか?
真剣に考える必要がある。
テクノロジーに翻弄される側にいるのか?
テクノロジーを使いこなす側に行くのか?
課題は尽きない。
(2018/6/15)