100年マンション: 資産になる住まいの育てかた
- 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2018年9月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532263836
作品紹介・あらすじ
マイホームを「廃墟」にしないために、今やるべきこと
○全国に650万戸弱あるマンションのうち、築30年のマンションは約200万戸、2031年には400万戸を超えます。住人が年を重ねて所得が減っていく一方で、当初予定していた修繕積立金が不足し、管理がおろそかになっていきます。その結果、資産価値が下がり、スラム化が進行。住民合意のもと、建て替えを計画しようにも、大半のマンションの建て替えは事実上不可能です。
○ 資産としてマンションを買うこと、マンションをずっと所有し続けることは、果たして合理的なのか、不安を覚える人も少なくありません。
○本書は「マンションの長寿命化の道」を提言、「マンション危機」の解決法を示します。欧米では100年、200年の物件が普通に取引されており、価格が下がらないどころか上昇するマンションもたくさんあります。かたや、日本のマンションの管理・修繕の事情はお寒い限りです。所有者の多数派はマンションの資産価値には関心があっても、管理組合運営には無関心です。
○マンションの所有者と購入予定者は、マンションの管理状況のどこを、どのようにチェックすべきか、管理組合にどう関与していくべきか、「マンションという運命共同体」とつきあうための必須教養を伝授します。
感想・レビュー・書評
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最近よく聞く不動産コンサルタントの方の本。
マンションの管理組合がいかに大事か、ということが痛いほどよくわかる。
不動産購入を検討している自分からすると、いろんな失敗事例を読むと身がすくむ思い。
表面上の条件だけではなく、管理組合の状態を見極めて買いなさい。
ということだけど、かなり限界があるなーと。
こんな大変な思いをするならマンションを買わなくてもいいや。と少し思ってしまった。
マンションについて調べている人はぜひ手に取ってご一読を。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
外見ばかり気にしてマンション選びをするが、マンションは1つの法人としてみなし、100年を越えて生き残るマンションを買うべきである。そのためには、立地が重要であるのはもちろん、修繕積立金をはじめとして毎年の運営を見ることが大切である。
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日本のマンションの現状、マンション管理について勉強になりました!良い本です。お勧め。
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前半はマンションの廃墟化
後半はマンション管理
の話。住宅を取り巻く環境の変化の説明が勉強になった。実際に管理に携わる時は読み直したい。 -
管理組合の難しさを語りながらも「さくら事務所」の宣伝もされており、内容的には◎。
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東2法経図・6F開架 B1/9/383/K