8割捨てる!情報術

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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本棚登録 : 129
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532321390

作品紹介・あらすじ

☆新聞、書籍、テレビ、ネット、クチコミ……。世の中には、様々な情報があふれていますが、その8割はゴミ情報。必要な「情報」の基準をしっかり定めずに、「収集」に明け暮れて満足していると、ムダな時間ばかりが増え、仕事もプライベートも生産性が落ちてしまいます。

☆では、どうすれば効率的な「情報生活、情報活用」が実現できるのか。大学教員として、マーケティング・コンサルタントとして、またSNS活用のプロとして、日々、多忙な生活を送る著者が、自身が実践する情報術を具体的にわかりやすく紹介しながら、効率的に情報を集め、仕分けし、活用するためのノウハウを伝授します。

☆「情報の仕分けは、プロ(新聞記者、編集者)の力を借りる」「SNSはただの息抜きと考えて、中毒にならない」「書籍は大量に買う、そしてまずは全ページをめくってみる」「好きな情報だけでなく、気がつかない重要情報を入手する方法」など具体的な「やり方」を多数紹介。今日から実践できる内容です。

感想・レビュー・書評

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  • 私にとってビビッときた読書メモの整理。
    ■アウトプットを意識せずインプットしない。
    =>なんとなく、勉強して、時間をつぶしていることがある。読書も同様。今大事なこと、何を身に着けたいのか、これからやりたいことを意識して勉強する。
    ■どんなに役立つ本でも、新しいことは2割。
    基本的文脈やバックグラウンドを知っているのであれば読み飛ばしてもよい。知らないのであれば基礎をしっかり理解する。
    =>似ている分野の本を読むので、同感。仕事も同じで、経験を積むと大体文脈でやること、やりたいことがわかる。大事なのは新しい情報を得て、自分の頭で考えることだとおもう。読書習慣も自分の頭で考えることを目的としていきたい。
    ■「好き嫌い・必要不必要マトリックス」
    好きな情報ばかり集めず、嫌いだけど必要な情報に気づき集めるようにする。
    =>聞きにくい相手が必要な情報をもっていたりするので、私情をはさまず聞くようにしていく。
    ■「アナログデジタル・一次二次情報(情報入手マトリックス)」
    =>バランスよく情報入手するときの頭のフレームワーク。自分なりにいろんなマトリクスを発見、発掘するのも面白いと思いました。
    ■仕事に使う本棚とその他の本棚に分ける
    =>無意識でしたが、わたし自身もこのブクログには仕事関係の本は入れていない。入れたくないのです。仕事に関する本を目にしたくないのが大きな要因。ブクログのカテゴリ機能をうまく使ってみる。
    ■情報にインデックスをつける
    遠い出来事の情報や身の回りのちょっとした出来事について、自分の関心事に紐づけして理解し、頭の中を整理し、すぐ引き出せるようにする。頭の訓練。「できる人」になるためのノウハウですね。
    ■情報の種類
    1.データ:主に数量を使って表せる「量的」な情報
    2.インフォメーション:「事実」の情報
    3.インテリジェンス:データ、インフォメーションの分析による「解釈」や「仮説」などの情報
    4.ウィズダム:インテリジェンスに対する行動指針など、「知恵」の情報
    =>普段意識していなかった。これからは、入る情報を上記の1~4のどれなのか考えてみる。
    =>1+2から入る情報を8割を捨て、3を考え、4に昇華させる。
    =>1,2を知ることを「勉強」、3、4を生み出すことを「学び」。「学び」こそ圧倒的に重要!
    ■用語
     垂直思考、水平思考(例:大統領選。誰になるかと並行して日本はどうなるか?などを考えること)、アップセル(今ならキャンペーン中で安くなってます)、クロスセル(ポテトもいかがですか?)

  • パレートの法則にしたがって、仕事の成果の8割は2割の情報から得られると謳った本。
    ただ、何が原因か分からない問題解決の場合はできるかぎり多くの情報を集めて分析する必要があるとのこと。結局、大事なところは多くの情報が必要ということか。
    なお、ただ情報をインプットするだけでなく、ブログなどでアウトプットするのがいいとのこと。そういうことなら、自分もブログほったらかしにしてるけど、そろそろ再開しようかな。

  • 読み終えた時は、今ひとつかなと感じた。メモを見直すと、アウトプットをイメージして情報を仕分け考える事が大事と理解。捨てたその先の行動を意識していこう。

  • ・アウトプットを逆算してインプットする
    ・情報収集ー>仕分けー>知恵に変換ー>アウトプットー>成果測定
    ・読むのは目的ではない、考えるのが目的
    ・情報も使ういつかは来ない、今使わなければ今後も使わない
    ・わかりやすいと思う説明とは
     ・受け手が知らない背景知識、メカニズムを解きほぐした解説
     ・厳密性に配慮がない、複雑な背景を割愛してしまっている
     ー>生半可な理解になりかねない、注意
    ・常に自分事として考える
    ・情報から学んだら、すぐに実践

  • 仕事に使う本などの仕分け方
    1. すぐ使う
    2. 今後使う可能性が高い
    3. 今後使う可能性が低い

    情報を集めることで満足しない

    なんのための情報かを考えて収集する
    情報をインプットしたらすぐに実践する、アウトプットできる方法を考える

    「考えるための時間」を確保する

    基本的なもの、本質的なものをインプットすれば、自分でいかようにも工夫・応用してアウトプットすることができる

    情報はワンソース・マルチユース
    幅広く生かす

    仕事上、知っておきたいことが多くて
    資料が捨てられない
    分野別にざっくり仕分けておこうかな

  • 下記の情報の類型、情報収集のポイント、は参考になった。

    情報の4つの種類
    1. データ:主に数値を使って表せる量的な情報
    2. インフォメーション:伝聞やメディアなどから得られる事実の情報
    3. インテリジェンス:データ、インフォメーションの分析による解釈や仮説などの情報
    4. ウィズダム:インテリジェンスに対する行動指針など、知恵の情報

    情報収集のポイント
    * なぜ、その情報を集めるのか
    * その情報をどう使うのか
    * その情報が、どういう結果につながるのか

  •  『情報は集めて、捨ててから整理して使おう!!』

    【読む前の情報整理】
    私は、情報に無駄のないと思っていて情報を溜め込んでいただけで、情報を使っていなかった。また、試験勉強をする際に情報が膨大すぎて何から手をつければいいのか分からなくなっていた。

    【読んだ後の情報整理】
    この本は情報収集を捨てるにはどうすればいいか、という目的をもって読んでみた。この本を読んで改めて私の情報をまとめた資料を見てみると、「確かに使えない情報が多いな」、と思った。私はこの本通りにその資料をバッサリ捨てた。おかげで効率よく情報を整理できる。この本を読んで、試験勉強にも使えるのではないかと思った。(まだ試していない。)

    【不明点】
    この本と言うよりも、この本に書かれているパレードの法則についてわからないところがある。パレートの法則は、「全体の2割は8割重要なことを占めている」、という考え方である。では残りの重要な2割も大切だった場合、どのような行動を取ればいいのか、作者の考えを知りたいと私は思った。

  • 全体の数字の大部分は一部の要素によって生み出されていることから、情報の2割に価値があることがわかった。

    無駄な情報に時間を費やさないで、苦手な情報でも自分に必要であれば意識して集めたい。

  • 対人スキルは時代によらず不変であるという点は深い洞察だと思います。

  • 図書館で借りた。よし捨てるか

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著者プロフィール

関西学院大学経営戦略研究科教授

本名、児玉洋典。1962年名古屋市生まれ。85年静岡大学人文学部卒、中央発條入社。90年フィリップモリスジャパン、96年インディアナ大学MBA(マーケティング専攻)、アマゾンジャパン、マスターカードなどのマーケティング・マネジャーを経て現職。

「2023年 『売れない問題 解決の公式』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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