「こんなもの誰が買うの?」がブランドになる: 共感から始まる顧客価値創造
- 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2017年9月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532321680
作品紹介・あらすじ
どんなものでもブランドにできる!
「ブランドって何?」と聞かれて、誰もが思い浮かべるのは、
iPhone、トヨター、Google、ユニクロ、セブン-イレブンなどの
大企業が提供する商品やサービスでしょう。
しかし、どこにでもある、なんでもないもの、
とてもブランドになんかなりそうにないものでも、ブランドにすることは可能です。
軍手、タオル、キャンドル、印鑑、クリーニング店、保育園……。
本書には書名の通り「こんなもの誰が買うの?」と言いたくなるような、
ごくフツーの商品やサービスが、確かなブランドに育っていく過程が紹介されます。
では「ブランドになる」「ブランドにならない」を分けるものは何でしょうか。
それは、「世界観」と「共感」と「熱」です。
1人1台スマホを持ち、24時間つながりっぱなしの時代。
ものすごく狭いターゲットの、マニアックな商品でも、
1人のお客様にしっかりと届けば、
共感のウィルスが、エコシステム(ビジネスの生態系)を通じて、
無限に拡大していくのです。
本書は阪本氏の過去の著作、『もっと早く受けてみたかったブランドの授業』(2004)
『気づいた人はうまくいく』(2008)『共感企業』(2010)
『「たった1人」を確実に振り向かせると、100万人に届く』(2013)等で
展開してきた考察を進化させ、
ソーシャル・ネットワーク時代の新たなブランド論として世に問うものです。
感想・レビュー・書評
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★★★
今月1冊目
割と面白かった。
マーケティング以外にも色々な話が。
自分のブランドを確立するにはどうするか、私は従業員いないし個人ならではの事色々あるから強みにしてアピールしよう詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
売れるブランドの作り方
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パラっとめくって保育園の話が気になり手に取った。
筆者の勉強会受講者の成功例が並べられ、【ブランディングには、共感性のあるビジョンとミッション、それを実現させるための熱量が必要である】といこうことをひたすら説いている。マーケティングやブランディングをある程度勉強している人は読む必要がない。
ただ、結果を出す人は行動にうつせている人だということを改めて感じることはできた。
タイトルと内容が異なっている感は終始拭えなかった... -
世界観が熱を帯びて共感ウイルスを撒き散らす。世に出た時には価値が見えないものでも、共感ウイルスによって価値が発生してくる。やはり価値は存在ではなく現象か。そのあたりを豊富な事例を使ってブランドの要素を説明している。あとは共感ウイルスをどうやって発生させるかだが…。
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この本を読んだからと言って明日からすぐヒット商品を生み出せるようにはなりません。さまざまな事例が紹介されており、読み物としてはオモシロイのですが、体系だった内容とは言い難いかな、と…。いわゆるマーケッター系の人の書く本はこういった傾向があり、思考もあっちこっち飛んでいるため、読みながら話題の転換についていくのが大変なことがあります。著者自身としてはさまざまなノウハウがあるのだろうけれども、それを本に書き著すのは(著者の属性による特性・傾向もあり)難しいのでしょう、と思ってしまいます。
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ブランド、そして仕事への熱い思いを味わったように思う。
古典・大学を読みたい。
エコシステム。 -
ブランドになるには、それをしている人自身の、世界観、共感、熱がある事といっている。
色々な実例を挙げているが、やっている本人が本当に楽しんでいるのが伝わった。
また、仕事は、苦い薬。出来れば避けたい。から甘いお菓子、1つでも多く食べたい。へと変換したい。とあった。確かにその通りだと思った。
因みに青葉台のクリーニングニックについて書かれていた。初めて聞いた店だが、是非お願いしたいと思った -
流行った商品のことを後追いで考察してるのでよし。
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軍手、クリーニング、猫カフェ、印鑑、キャンドルなど、どこにでもある、平凡な、とてもブランドになりそうにないものがブランドになる!
ごくふつうの商品やサービスがたしかなブランドに育つ秘訣を解説する