- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532322090
作品紹介・あらすじ
日本企業が抱える最も大きな人材問題は「人材不足」だ。これ解決するためには、社員全員の戦力化を図る必要がある。その際キーワードとなるのが組織力という考え方である。現在、顕在化している人材不足は、単に労働人口や生産年齢人口が減少していることだけで起こっているわけではない。同時に、企業の経営環境や、それに対応した経営戦略が変化し、またITやAIなどの情報技術が進展し、さらには、働く人の価値観が変化し、多様化していることが大きく関係している。さらには、2020年初頭からは、コロナウイルスの感染拡大の経営や組織への影響がある。コロナウイルスの感染拡大は、働く人の働き方に影響をあたえるだけではなく、今後は、組織そのものにも大きな変化をもたらす可能性がある。
こうした環境変化は、求められる人材や価値ある人材像を変え、さらには、人材を活用するための方法に変化をもたらす。これまでとは違ったタイプの人材が必要になり、また働く人も変わるなか、人材マネジメントの方法にも変化が求められる。こうした変化に現在の人材マネジメントが追い付いていないということが、人材不足に変える大きな要因である。まさに企業に貢献する人材の確保・活用が難しくなっている。
人材を確保、活用し、人材によって組織の競争力を高めていくためには、組織を対象にしたマネジメントが重要である。これが本書の基本的なアイディアである。
感想・レビュー・書評
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これからの時代の組織論的な内容だが既知の内容が多かった。
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概説であるが、どのような方向性で対応していけばの良いか指針は書いてあるので、他書と合わせて羅針盤として参考になる。
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とても当たり前でシンプルな表層的な記述。もう少しHowの部分を手厚く書いてみれば。エンゲージとはという手引書のような印象。
従業員価値の高い会社とは、働く外のある会社である。信用・尊重・誇り・連帯感・公正の5つが揃っている。GPTWジャパン→+信頼をベースに人の潜在力のマックス化が大事(イノベーション・財務の成長・価値観の共有・リーダーシップの有効性)。人の尊重が大事で、見られているという感覚を与える。明確な目標の共有・相互依存協力関係・役割と責任の範囲が明確。エンゲージメントを高めるには個人の価値観や制約を知る事。
→本を要約すると一言で「相手を知り、大切に思い、協力すること」、これが人々のエンゲージにつなり、強い組織になる。 -
摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50265477 -
東2法経図・6F開架:336.4A/Mo64z//K
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守島基博氏の新著ということで手に取った。人材マネジメントをより良く行っていくためには、より構造的な問題、つまり組織に向き合っていく必要があるということだと思う。勉強になった。