GAFA×BATH: 米中メガテックの競争戦略

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532322656

作品紹介・あらすじ

米中新冷戦時代、
全産業のルールをこの8社が塗り替える!

◎GAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)
◎BATH(バイドゥ、アリババ、テンセント、ファーウェイ)
話題の米中巨大テクノロジー企業(メガテック)8社の全容と戦略を、
1冊で平易に完全理解できる初めての本!

もはやこの8社なしにビジネスは語れない!

なぜすごいのか。何がすごいのか。
これならわかる!

[具体的には?]
●新聞やニュースでその名を見ない日はない、話題の、
GAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)と
BATH(バイドゥ、アリババ、テンセント、ファーウェイ)。
その事業形態と戦略を最新情報を交えて平易に分析します。

●「テンセントって中国のフェイスブックでしょ?何がすごいの?」
「ファーウェイ問題の本質はどこにある?」など、
今さら聞けない“そもそも"から、
「次なる各社の目論見は?」「日本の活路は?」など、
“深層"まで読み解けます。

●8社を「分類→比較→分析」するのが本書の大きな特長。
著者独自の「5ファクターメソッド」を用いて、各企業の
「道(戦略目標)/天(タイミング)/地(市場・業界構造)/
将(リーダーシップ)/法(マネジメント・収益構造)/」
を、丁寧に分析していきます。

[本書で見えてくるもの]
1プラットフォーマーの覇権争いの行方
2今や先駆者利益を創造する存在である中国勢の動向
3同じ事業ドメインから異なる進化を遂げる理由
4産業・社会・テクノロジー・あるべき企業の未来
5日本の未来、あなたの進むべき道

[著者は?]
ベストセラー『アマゾンが描く2022年の世界』
(PHPビジネス新書)の著者。
リサーチ力と鋭い分析力に定評がある。
テレビ、新聞、雑誌、ネット媒体にも多数登場。

感想・レビュー・書評

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  • 米中での貿易摩擦が高まった中で、ある種愛国心が極めて高いとは言えない大企業同士が、どのような動きをしていたのか?
    その内容を学べました。

  • GAFAと中国のBATH(バイドゥ、アリババ、テンセント、ファーウェイ)のそれぞれの戦略、比較を孫子の兵法に基づいて分析。

  • 米中の世界的大企業の比較が非常に分かりやすく、
    構成もシンプルで○。サクサク読めてしまう。
    オススメです。

  • 「なぜユーザーはユーチューブ に瞬時に動画を投稿できないんだ?その方が君たちの四半期目標よりも重要なんじゃないか?」

    変化の激しい時代において、立てた目標に固執することは是か非か。そんなことよりも、目の前の変化に適宜対応すべきなのか。

  • ●アマゾン・ゴーは無人コンビニ。ホールフーズ買収。アレクサ経済圏。
    ●デスバイアマゾン株63社
    ●人は、利便性が高まれば高まるほど、それまで感じていなかったはずの不便を感じ取るようになる。
    ●アリババの農村タオバオ。Eコマースの販売拠点であり、コンビニ。
    ●アリババのMMF余額宝の預かり資産が、わずか4年で世界最大。
    ●元代表ジャックマーは共産党員
    ●iPhoneは値下げ競争の必要がなく、世界スマホ市場の利益を独占
    ●アップルは、個人データの利活用をしないことを宣言しており、信用力が高い。
    ●ファーウェイが中国政府の支援を受けて成長してきたこと自体は確かだと。米国司法省は2019年1月、イラン制裁と企業秘密の窃盗をめぐる2つの事件に対して、合計23にも上る罪状でファーウェイを起訴しました。銀行の詐欺、通信詐欺、資金洗浄、司法妨害など。
    ●悪事を働かなくても稼げる。Google。ユーザーはGoogleの客観性を信頼しているのであり、その信頼を損なって短期的に収益を上げても意味がない。

  • ★グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン、バイドゥ、アリババ、テンセント、ファーウェイの8社を道(ミッション)、天(事業機会)、地(事業領域)、将(リーダーシップ)、法(マネジメント)という共通のフレームワークで分析する。

    ★著者はジャーナリストではなく大学教授であり、他の書籍やwebで公開された2次情報による分析が多い。とはいえ8社をまとめた分析の価値は高い。

  • 8社を事業ドメインで分けた上で比較し、新たなフレームワークで整理している点で優秀

    ただ、目新しさはないので、この8社を知らない人向けかしら。

  • GAFAについては以前読んだ。当然今度はBATHについて知るべきであろう。
    まずはアリババ。会社のコンセプトは社会的問題をインフラ構築で解決するという大義があるという。中国には社会的問題となれば大量にあろうが、それらをITで解決するというのは実に共感できる。中小企業の事業支援インフラの構築を使命に基づいて行っているとのこと。だからこそ”金融事業においてはアリババがAmazonを完全に凌駕しています。”という事になるのであろう。個人的にはアマゾンは既存小売業を壊滅させることを使命としているように感じる。
    アップルで興味深かったのは、アップルウォッチによるヘルスケア事業への展開であろう。特にアメリカでは医療費が高額らしいから、このようなツールで予防医療が簡単にできるの有れば、広がりが大きいかもしれない。
    また、無人化もやるなら徹底的に整えるべきだ。日本ではコンビニやスーパーでレジの無人化が増えてきたが、結局自分で袋に詰めて支払い手続きしており、これはただ店員(企業側)がやることを客がやるだけというものである。Amazonゴーや中国の自販機などは既に人的な支払い行為がない。ただ商品を持って(自販機は取り出すだけ)外に出るだけで、支払いは自動的にカードや××ペイ払いとなる。このような支払いという実務が省かれた自販機を置いておけば、買うことを躊躇しない人が増え、売り上げが大きく増えるのではないだろうか。

  • 何かと話題のGAFABATHを孫子の兵法、道、天、地、将、法で比較した興味深い作品。

    道は、グランドデザイン
    天は、外部環境を踏まえた「タイミング戦略」
    地は、地の利(戦地の環境分析)
    将は、リーダーシップ
    法は、マネジメント

    『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』が負の側面を扱っているのに対して、本作は真正面から対象を捉えている。前者は文学的で後者は分析的。

    どちらも面白かった。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/730567

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著者プロフィール

立教大学ビジネススクール教授、戦略コンサルタント。Ridgelinez戦略アドバイザー。専門は企業・産業・技術・金融・経済等の戦略分析。日米欧の金融機関にも長年勤務。主な著作に『GAFA×BATH』(日経BP 日本経済新聞出版)、『2025年のデジタル資本主義』(NHK出版)など。テレビ東京WBSコメンテーター。日経新聞電子版Think!エキスパート。

「2023年 『HUMAN ∞ TRANSFORMATION』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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