欲望と幻想のドル

著者 : クレイグ・カーミン

• 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2010年8月1日発売)

作品紹介・あらすじ

ドルの優位は、あと、どのくらい持つのか?金融ジャーナリストが活写する通貨興亡のドラマ。

感想・レビュー・書評

[ぺペロンさんの感想 · 2012年7月30日]

ドルまみれの我々日本人は必見。ニクソンによって金の呪縛から解き放たれたドル。基軸通貨としてより流通量は拡大した。しかし、原油の唯一の購入通貨であるはずの地位も失われつつある中、世界中で広く流通しているという利便性以外にその覇権を保持しうるものは無い。壮大な通貨ドルの歴史は読み応えあるし、将来を考えるヒントを与えてくれます。

[phnetさんの感想 · 2010年9月18日]

初めて明かされる「ドル化した世界」の驚くべき真実とは。基軸通貨ドルはあとどれくらい持つのか。相場急落に脅えながら、ドルと運命を共にする「今、そこにある危機」を一流金融ジャーナリストが綿密な取材で描く。