渋井真帆の日経新聞読みこなし隊 第3版
- 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2012年9月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532355357
感想・レビュー・書評
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国、企業、個人の目で記事を見る。
国は国民を安全に豊かにする欲を持っている。
企業は儲け続ける欲を持っている。
個人は安全に豊かに暮らす欲を持っている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この本の初版を読んだ(初版の書き込みが不可のため3版に記入)
2005年初版から、2021年どう変化しているか。掲載されている記事を結果的を知ってから見てみるとなかなか興味深い。著者の読みもほぼ合っている部分もある一方で、読み切れていれなかった部分も分かる。
①国、企業、個人の欲に着目する。
②会社がどのように回っているのかということと、記事に着目してどこの部分の活動か理解しながら見ること。
という観点は、今も十分使える見方だと思う。
もちろん、注目する企業や、重要人物は当然変わっている部分もある。
面白いのは、ホリエモンのライブドア、村上ファンド、カルロスゴーンのルノー社長就任、豊田現社長の役員就任人事、ユニクロの創業者の社長復帰、森元首相のロシアプーチンとの会議、林文子現横浜市長のダイエー会長就任記事など、2005年は盛りだくさんだったことがよくわかる。
(そういう意味で初版を見るのも意味があるかもしれない。)
最後に、日本のGDPが、アメリカや中国に比べて、ほとんど変わっていないことがよくわかる。
「15年何してたの!」って言いたい。
③経済力・政治力・軍事力を意識することが大切
と記載されていたが、日本の「政治力」の下手さ加減は変わらないために、経済力が変わらない部分もあることに気づかされる。
コロナ禍では、安全と経済への対応の他、ワクチン接種に海外に比べて時間を要すなど、特に顕著に表れてしまった。 -
1 経済ドラマとして読む。
2 タテ読みではなく、ヨコ読みする。
3 国 企業 個人の3つの○を意識して読む。 -
240821
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「やっぱりビジネスパーソンは日経新聞でしょ!」などという、明確な理由や生かし方を知らずに、これから日経新聞を購読使用とする人は一読をお勧め。
前半戦は読み方と考え方
後半戦は実際にどのように記事を捉えるかを
日経新聞は25万字で新書にすると2冊分の量があるので、毎日すべてを読むのはムリとあきらめる
登場人物(国・企業・個人)が繰り広げるビジネスドラマと捉え、横のつながりを意識して読む
登場人物を3つとして捉える
国:国家の繁栄
企業:儲け続ける
個人:安全で豊かに
の欲望を持った人たち -
最近、日経新聞の読み方に対して深みを増したいと感じていて手に取った一冊。
新書2冊分の量を誇る日経新聞を毎日読むためには立体的にヨコ読みすることと国、企業、個人の3つのマルを意識することが大切であることがわかりました。
日々繰り広げられる欲望のドラマを実際の記事を通じて解説もされていて知識も付きました。
株式会社が設立された仕組みのところはすごく楽しめて読めました。
あと、国と会社の欲望についても事例を含めてわかりやすく書かれていると感じました。
気負わずサクッと読んで流れを感じること、そして自分なりに解釈していくことが長く付き合う秘訣だと本書を読んで感じました。 -
新聞の読み方を変えてくれた本でした。
どう読めばいいのかをとてもわかりやすく書いてくれています。 -
期待していたほど画期的ではなかった…。