生命保険は「入るほど損」?!

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532356347

作品紹介・あらすじ

検討すべき商品はたったの3本!「損してるかも?」と疑っているあなたの直感は正しい。

感想・レビュー・書評

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  • 毎回読んでて、後田さんの本気度を感じます。
    元大手保険やさんで営業していただけに内部事情も詳しいのと。毎度毎度、保険会社の人は保険に入ってないんだよ!!!!

    と、常々言い続ける後田さん。
    さらには、医療保険に入る意味わかんないよね。って保険会社の人が言ってるほどに。笑笑

    まぁ、カラクリを知ってしまうとそうなんだろうなぁ。
    医療保険は11万円引き出すのに、5万円の手数料を取られるATMだ。しかも、医療に関しての時しか引き出せない制約のかかったATMだ!

    ってのを読んで、ホントだな。
    って思うし、入院給付金。1日から1万円出ます!とかもたしかに、1日1万円も払えない人が入る保険なんだよね。笑笑

    1日1万円払えない人が毎月6千円払ってる事実!!!!!!

    ホント、保険会社の人がお客様が喜んで医療保険に入る意味がわからないっていうのはよくわかりまくるかもな。笑笑!!!!!

    とにかく不安を煽って煽って入らせる癌保険も、櫻井翔なんかをCM起用する金すら自分たちの保険料から支払われてると思ったら、おかしいな。って感じるよね。笑笑!!あんなにCMバンバン流してるんだもん、実際ガンになって保険もらってよかったーって人が何万人に1人とかなんだろうって想像は簡単につくし、アフラックあたりなんかはめちゃくちゃ儲けてること考えると、保険に入る意味考えさせられるよね。

    貯金を切り崩して払う医療費と、櫻井翔のために払う医療費笑笑。
    この本によると、大手保険会社はプレゼンなどに大物歌手を呼んで盛大に行うらしいけど、それもみんなお客様が払う保険料から。笑笑

    なんか安心料金なんだろうけど、一部の人しか幸せになれないお金で。ついでに、保険入ってるーって安心してるだけでなんにも知らない人が損しまくるものなんだよね。ホントに、みんな気がつけば保険はホントに必要な形で出てくるし、保険屋も考えるよ!お客様減れば!

    ちゃんと考えて!無意味な保険見直して!
    って声を大にして言いたいわ。

    みんなに読んで欲しい。後田さんの本。そして、保険見直して!ホント。無駄だからぜひ、この機会に勉強してほしい。案件。

  • 保険は入るほど損が膨らむ仕組みなので、経済的打撃が大きな不測の事態に限定して利用する。
    保険には貯蓄性を求めず掛け捨てに徹する

    等示唆に富んだ本。著者の最新刊もチェックしたい。

  • 生命保険の闇について詳しく書かれた本。
    この本を読んで自分が得た結論は、今の自分に生命保険はいらない。リベ大のリョウさんの主張をそのまま肯定した内容であり、自分の今後の取るべきアクションが明らかになった。
    この本を読んで非常にスッキリして良かった。

  • ワーママはるさんがvoicyでおすすめしてたので。同著者の別の本よりわかりやすかった!

    医療保険は不要。がん保険は本当に必要なのか。といった後田さんの従来の主張に加え、できる保険販売人の売り方がなんともいえず秀逸。
    私、この売り方されたわ…。数年前、子の教育資金として外貨建て終身保険をガッツリ契約してしまったことを苦く思い出す。「医療保険?入らなくていいですよ〜」の言葉も、わざわざ高級な腕時計をつけた都会の営業マンが田舎までわざやざ足を運んでくれたことも、全部当てはまるwww
    そのときは入れて安心。と思ったのですがこれがまさに著者の言う「一件落着願望」。

    まんまとハマっていたなぁと。高い勉強料でしたがこれからは騙されないように気をつけよう。
    めんどくさがらないで自分で情報を取ってくることって大事なのね。「専門家」に頼るのではなくね。

    勉強になったところ
    ・検討に値するのはお金がもらいにくい保険。死亡・長期所得保障・相続対策の保険
    ・貯蓄・運用目的なら保険ではなくて個人向け国債(変動10)

  • 生命保険について、後田氏の本です。
    氏の生命保険に言及した本の中では、総括的な本です。
    生命保険に入る前には、氏の本を読むのが良いかと感じました。

  • 生命保険は総じて不利なギャンブルだと一貫して述べている。お金が貰いにくいのがいい保険、という考えは毎月分配型の投資信託を選好する心理と通じることがある。また、190ページのお金が貯まる人の特徴も、サラリーマン投資家が家計の余剰で投資しているにすぎないから、資産運用能力よりも、資産運用のための種銭を生み出す能力の方が大事だといえる。保険だけでなく、お金のこと全般に渡りためになった一冊。

  • 著者は保険会社、代理店勤務を経て、中立な立場でのアドバイザー業務を行っている人物。
    本書は「保険の損得」についての考え方を説き、そこから各種保険の要否についての意見が述べられている。

    まず保険とは「必要となる費用にあらかじめ備える手段」であると定義する。こう定義すると、預貯金やその他投資などの蓄財方法と同じまな板で検討すべきものとスッキリする。
    そのうえで保険とは、「損が出る可能性の高い不利な賭け」と断じる。保険料には、胴元(=保険会社)の儲け、リスクに対するバッファや、そもそも経費が上乗せされているからだ。
    とは言え、メリットが無いかと言えばそうでもなく、「滅多に起こらないが、起こったときの経済的打撃が大きいもの」「いつ起こるか分からないもの」に対する備えには適しているとする。預貯金を積み立てているうちに不慮の事態が起こり、とても数年では貯蓄できないような多額な出費を要するような事態には向いているということになる。

    保険を検討する際の損得勘定は、掛け金と還付金×発生確率(=期待値)との比較で行うべきとする。感情的な評価は排除するのがポイント。
    上記を踏まえれば、例えば、医療保険を不要と論ずる人が多いのはすぐ理解できる。(10万~20万程度の費用はさすがに自前で準備できる)

    実に平易な文章だし、原理原則がシンプルなだけに分かりやすい。勿論、人によってこの考え方が合わない人もいるのかもしれないが・・・。
    保険を検討したいけど何をポイントに検討すればいいのか分からない。そんな人は一読して損はない一冊と思った。

  • [図書館]
    読了:2018/1/19

    「保険はお守り」と言う言葉からは確率の考えがすっぽり抜け落ちているのだなぁと改めて感じた。
    体験談を聞くと、理屈より感情で判断してしまう。それが保険会社の狙い。「保険に入らずリスクにさらされた状態で生活を続けて大丈夫なのか」と。
    だが、「人生で起こりうるすべてのリスクに保険をかけて回るのか?」と問うてみると答えは明白。

    入院などの事態になったとき、「自分の貯金を取り崩す」のは「心が痛む」が、「保険から下りたお金」なら痛まない。これがメンタルアカウンティング。

    p.231 手強い客になるためのたった2つの質問。「確率」と「経費」。
    「何%の確率で支払われる給付金のために、いくらの保険料を払うことになるのか」
    「手数料がいくらかかるか確認できないのでは、有利な契約なのかどうか判断できない」「手数料の分、大幅なマイナスからスタートする商品が有利だとは思いません」

    自分で説明できないものは買わない!

  • 結婚に伴い妻が保険に入り直した。
    「ほけんの窓口」で担当の方といろいろ話しているうちに、保険というのは実に多くあり、複雑であり、一即多に「保険」といっても様々なものがあることを再認識した。
    そして、私自身は「保険には入っていたら安心」という気持ちで保険の担当者さんの勧めるものを、額だけを気にして加入していた。
    それで、コレを機会に保険というものはどういったものがあり、どういった種類があるのか、また本当に自分の必要な保険とは何なのかを見極めたいと思い、この本を手に取った。

    保険の考え方は実に様々で、150万の蓄えがある未婚であるのであれば、保険に入る必要はない、という話があったり。
    保険の貯蓄金利は銀行以上であるため、貯蓄目的で利用するものも良いです、という意見もあったり。

    この本に書かれたことをすべてを鵜呑みにするつもりはない。
    この本に書かれたこと、また「ほけんの窓口」担当者さんの意見、またもう一冊の著出口治明「生命保険とのつき合い方」と一辺ではなく、多方面から保険を自分なり捉えてみようと思う。

    この本内で「おいしい顧客になっていないか?」というフレーズがある。わたしはそうなのかもしれない。

    既婚者、子供あり(予定)の男性のわたしが、家族を将来的に守るために本当に必要なものは何かを導き出すためには、ある一辺の良い本だと思う。

    著出口治明「生命保険とのつき合い方」も良い本。セーフティネットを詳しく説明しており、保険に入らなくてもある程度の社会保障は既に揃っているのだ、と理解も出来た。
    それでも不足するところを補おうじゃないか。

  • この本を保険屋さんが読んだら怒られそうな内容。
    ちまたにある知名度のある保険は、宣伝費などで多くのフィーを取られすぎている。
    営業は保険契約を結ぶのが目的なので、言い負かされないようにしないといけない。

    学資保険より、個人向け国債10
    個人年金は損する期間が長すぎる
    外貨もだめ
    営業おすすめの商品は客の損が大きいもの
    共済やネット生保がいい
    公的な保険と勤務先の福利厚生制度を活用
    自動車保険が見本


    おすすめはお金がもらいにくい保険

    わからない保険は買わない

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著者プロフィール

「保険相談室」代表
1959年生まれ。長崎大卒。95年アパレルメーカーから日本生命へ転職。約10年、営業職として在籍。2005年より複数の保険会社の保険を扱う乗り合い代理店へ。12年より現職。保険の有料相談、執筆、講演等に従事

「2021年 『生命保険は「入るほど損」?!<新版>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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