おいしいニッポン 投資のプロが読む2040年のビジネス

著者 :
  • 日本経済新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532359072

作品紹介・あらすじ

「これからの20年を楽しく幸せに生きるか、
辛く厳しい時間にするのか、
決めるのはあなた自身です」

大ベストセラー『投資家が「お金」より大切にしていること』の著者であり、
「ひふみ投信」で有名なカリスマ投資家が説く、
20年後の成長ビジネスと起業家の条件。

課題山積の我が国だからこそ、
たくさんの成長ビジネスが生まれる。
だから日本の未来は明るく、日本は”おいしい”。

テクノロジーの社会実装、アフターコロナの暮らし方×働き方、
ダイバーシティ、地方創生という4つのテーマで構成。
藤野氏自身が経営したり投資したりする会社も、
今回、事例としてあますところなく公開し、
メガトレンドを読み解く。

2040年に明るい未来を迎えるために、
私たちが何を準備し、どんなアクションをとればいいのかが、
しっかり見えてくる1冊だ。

巻末には、DRONE FUNDで著名な
エンジェル起業家・千葉功太郞氏との対談を掲載。

投資に興味がある人はもちろん、
ポストコロナ下の働き方・生き方を模索する人、
マーケター、起業を考える人にもおすすめ。

感想・レビュー・書評

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  • 資産形成の一環として、投資信託を購入しています。一部は株式も購入しています。

    個別株の購入のヒントにならないかなと思い読みました。
    内容的には世の中の面白い会社や技術、産業を紹介していものでした。でも、一番言いたい内容は、こんな面白い世界があるんだから、あなたも会社員やってないでベンチャー企業(起業?)に挑戦しようよ、ということかなと感じました。

  • 投資家かつ起業家による著作。

    投資本の方法論に言及した本かと思ったが、予想と少し違った。
    ひとことで言えば、日本には未来あるビジネスがたくさん芽生えていますよ、という内容。

    これから先の20年で拡大していくであろうビジネスモデルやスタートアップ企業について複数紹介。

    確信的なこと(10〜20年後には間違いなくこうなる、など)を書いているが、根拠に乏しく、筆者の知識としては自信があるのだろうが、読者には伝わらない。
    自分が応援している企業の紹介の羅列になっている。

    これから起業したい、という人が学ぶ参考書としては価値があるのかもしれないが、一般人に参考になる部分は少ないと思う。

  • 自分が社会を良くするために、投資をするために、たくさん会社を知って行きたいと思った。

    ● 地方創生の取り組みでは、どうしても地元を元気にしたいと言う気持ちが先立つものでしょう。しかしもし朝日町を元気にすることを目標にすれば朝日町以外の人は関心を持ってくれません。私たちの地元を良くしたいと言うスローガンでは人を集めることができないのです。
    朝日町には興味は無いと言う人にもイベントに参加してもらうこと、そしてここに来れば何か学びがあると感じた人がまた足を運んでくれる。

  • 起業するのが当たり前。
    そういう未来の種が蒔かれてる。

  • このところ、新聞、雑誌やネットを見ると投資信託でアメリカを対象としたものに人気が集まっているようだ。日本に比べて伸びしろがあるといったことも大いに関係している。





    著者も今は「令和3年」ではなく、まだ「昭和96年」なのかと思うことがあると述べている。その理由として、企業のいろいろな所で新陳代謝が起こらず、若い世代が活躍する場所がなく、社会新しい順価値が生まれないからだ。




    著者は、長年にわたって日本のこれから成長しそうな企業に投資する「ひふみ投信」と言う株式投資信託を運用するレオス・キャピタルワークス株式会社の代表取締役会長兼社長・最高投資責任者だ。





    旧態依然とした部分が浮き彫りになったコロナ禍だが、そんな日本で時間をかければじっくり戦えるので、「おいしい」と著者は見ている。





    著者は多くの若い起業家と会って思うのは、「将棋の藤井聡太棋士、大谷翔平選手、羽生結弦選手の経営者版が登場している」イメージを持っている。




    若い人は頭の中身が保守的になったと言われるが、著者は大学で教えていると60%の若者が保守的になったと思っている。




    その一方で、挑戦するタイプは、2000年頃は著者が接した学生全体の0.5%ほどだったが、近年では3%ぐらいまでになっている印象を持っている。






    テクノロジー、アフターコロナ、ダイバーシティー、地方がこれからの日本で「おいしい投資先」になる可能性を秘めている。





    今回登場している企業は、ほとんどこの本で知った。起業家がつぎつぎ登場して新しい商品やサービスを提供してもらわないと、日本が本当の「オワコン」になってしまうので、期待したいなあ。

  • ひふみ投信の藤野さんの本。

    投資家の目線で日本をみると、
    色々なチャンスなあるんやなぁと思う。
    年を重ねるに連れて新しい事への興味が
    知らんうちに薄れていると思うので
    良い刺激をもらう。

    プログラミングの状況は目から鱗でした。

  • 千葉功太郎さんと対談が非常に興味深かった。起業家をギャフンと言わせるため、オワコンにならないために、常にリスクをとる姿勢は本当に見習うべきだと思った。

    20年後、DXを使いこなす側にいたら「おいしい側」になれる、というメッセージ。
    昭和ではなく、行動する、という有難いメッセージ。本を読んだら、行動しないと意味がない。
    行動したくなる本だった。

  • 説明がいつも分かりやすく、スッと心に入る。
    また実際に経営者であり、個人投資家でもあるので説明にも説得力がある。

    この本も実際の投資先から藤野さんが見える2040年の世界が少し見えて楽しい(^^)

  • この本を読んで、日本の課題
    ・社会実装出来難い(変わろうとしない社会)
    ・思考がupdate しない人(仕方無しで動く人)
    課題に対する対策
    ・個人がチャレンジ/変化しようとする力
    ・ジョブディスクリプション型への変化
    やりたいことがどこでやれるかを考える時代
    自身の行動にいかせる点を整理
    ・徹底的に泥臭いこと(らいすについて確認)
    ・公私混同社会に家庭を
    ・動かない人の穴を見つけ行動(一次産業多い)
    ・自分で選択した人生を主体的に生きる
     買いたいもの=売るものにできる

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著者プロフィール

投資家、レオス・キャピタルワークス株式会社代表取締役会長兼社長 最高投資責任者。1966年富山県生まれ。国内・外資大手投資運用会社でファンドマネージャーを歴任後、2003年に独立しレオス・キャピタルワークス株式会社を創業。特に中小型株および成長株の運用経験が長い。一般社団法人投資信託協会理事。著書に『投資家が「お金」よりも大切にしていること』(星海社)『14歳の自分に伝えたい「お金の話」』など多数。「お金」や「投資」を通して、株式会社や日本社会、世界経済のあるべき姿を模索し続けている。投資教育にも注力しており、東京理科大学上席特任教授、早稲田大学政治経済学部非常勤講師、叡啓大学客員教授も務める。2022年4月付けで小学生のレウォン社長が起業した株式会社polarewonにて、取締役チーフニコニコオフィサーに就任。

「2023年 『投資家がパパとママに伝えたい たいせつなお金のはなし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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