- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784534034502
感想・レビュー・書評
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論理学のトレーニング本だが、本当の初学者が始めるには少し難しい気がする。
ある事柄を否定する問題の解説で、「〇〇である」を否定している場合と、「〇〇では無い」ことを肯定している場合が、並列に並んでいるため、初学者にとって、かなり混乱をきたすと思う。
また、例題の登場人物の名前が似ていたり、区別しにくい時もあり、読みづらい場所もあった。
少し、論理学を勉強してから読み進める本かもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ベン図と三段論法に強くなれると思います。演習は足りない。複数人で取り組んだ方がいいでしょう。
解説に、どういった視点から、どこを着目すれば良いか、と言うことの解説がもう少し欲しかった。
個人的にはこういう演習系は楽しいので東大生のケース演習とか、フェルミ推定解くのはそれこそ脳トレかと。 -
論理学で使われる用語を丁寧に解説することで
論理的であるとは何か?どうしてそれが必要なのか?ということをまず提示してくれる。
文章も平易だったので、とっかかりとしてはとてもいい本だった。
ベン図を使って考えるのも、慣れてくるすっきりと問題を考えられてとても役立った。
筆者は、日常においてはアーギュメントの論理が間違っていないかよりも
「もっともらしさ」が人の心を左右する決定打になると述べている。
これは確かに正しいだろうけれど、けっこう痛烈な皮肉だなと、耳が痛くなった。
ただ、問題は何度も解いているうちに覚えてしまうだろうから
繰り返して読む場合、半分以上は不必要なページになりそうなので、購入はしないかな。 -
三段論法に特化。