6社を再生させたプロ経営者が教える〈超実践的〉経営戦略メソッド

著者 :
  • 日本実業出版社
3.74
  • (4)
  • (6)
  • (9)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 80
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784534048608

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 100億円規模の会社「フィリップスライテング社」で著者が実現した売り上げのV字回復は他に例が無いと言われている。
    日産も利益のV字回復。リストラや在庫処分、事業売却などで経費を抑える事により利益を回復させる事よりはるかに難しい。
    分析タイプのフレームワーク(SWOT、バリューチェーン、3Cなど)、分類タイプの経営セオリー(エクセレントカンパニー、ブルーオーシャンなど)は、自社で「どうすればそうできるか」の役に立たない。(ただ、ランチェスターは弱者の戦略として実際的だと書いてますね。)
    なので、戦略カードを使った3年ベースの戦略を立てる方法とそれを実践していった流れがまとめられている。
    いや、本当に超実践的です。

  • ★5
    Reserved
    Library

  • 本日ご紹介する本は、

    経営戦略を立てるための技法を紹介した1冊。


    ポイントは
    「理想と現実」


    紹介されている戦略の立案方法は、
    ”戦略カード”というツールを使うものです。

    戦略カードには大きく2種類あり、
    目標カードと課題カードです。

    目標は、遠くを見て、仮定を設定すること。
    課題は、自分の足下を見て、現実を認識することです。

    戦略を立てるには両方の考えが必要。

    最終的な目標を見ながら、
    現状の課題について、根気よく解決していくことが重要です。



    「極め打ち戦略」

    課題については、特定の重大な課もの3つに絞ります。
    そして、1つずつ徹底的に取り組みます。

    1つずつというのがポイント。
    確実に、しかも短期間に課題を解決することが
    重要です。



    「発散と収束」

    目標カードや課題カードを重要なもの3つに絞り込むために
    2時間ほどかけて、最低20枚の目標カードを出すことを目標とします。

    まずは、制限を設けないで、
    思いつくことを書き出すことに注力します。

    その後、条件を考え、重要なものを3つに絞ります。



    「反応」

    新しいやり方には必ず負の反応があります。

    新しいやり方を考えた時には、
    正しいかどうかは誰にもわかりません。

    わからないことを
    悩んでも仕方ありません。

    まず、やってみることが重要ですね。


    ぜひ、読んでみてください。



    ◆本から得た気づき◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    経営戦略とはやり方のことで、戦略を立てるとは、何か新しいやり方を考えること
    コミュニケーションはカリスマの代用になる
    重要目標=3年後に実現をめざす状態    (肯定的に表現)
    重要課題=現在直面しているこまっていること(否定的に表現)
    新しいやり方には必ず負の反応がある
    研修を与えることは、出費以上に必ず会社に利益をもたらすものだ
    大事なことは「気づき」と「思いつき」、一番の経営課題に素直に気づけること
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆目次◆
    第1章 6社を再生させてわかった、経営のコツ
    第2章 「戦略カード」と「シナリオ・ライティング」の手法
    第3章 3年目標を出すことからスタート
    第4章 直面する課題を徹底的に洗い出し、何が重要なものか決める
    第5章 「有効な解決策」を思いつくことが戦略だ
    第6章 戦略を実行すると必ず起こる問題に、どう対処するか
    第7章 作った戦略を発表し、共有する
    第8章 戦略を実際に動かすのは誰か
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆マインドマップ◆
    http://image02w.seesaawiki.jp/f/2/fujiit0202/9b3c7404c559efca.png
     

  • 今は必要ない

  • 【きっかけ】
    著者よりメールをいただいて。

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール

山田 修(やまだ おさむ)
早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学。スコットランドのダンディー大学にて在外研究(1988-89)、スコットランド文学、特にジョージ・マッカイ・ブラウンに関する資料を収集。現在、獨協大学名誉教授。
訳書に『ロバート・バーンズ詩集』(共訳、国文社、2002)、G. M. ブラウン『島に生まれ、島に歌う』(共訳、あるば書房、2003)、同『グリーンヴォー』(共訳、あるば書房、2005)、同『守る時』(あるば書房、2007)など。またH. D. Spear (ed.) George Mackay Brown- A Survey of His Work and a Full Bibliography (The Edwin Mellen Press, 2000)の書誌を担当。

「2023年 『ヴィンランド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山田修の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×