世界を変えるビジネスは、たった1人の「熱」から生まれる。

著者 :
  • 日本実業出版社
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本棚登録 : 150
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784534051585

作品紹介・あらすじ

革新的なビジネスをプロデュースし、「出前実験教室」など200以上のプロジェクトを同時進行させ、そのすべてが黒字という異色の科学者集団企業「リバネス」が、新しいビジネスを生むしくみを初公開。

感想・レビュー・書評

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  • イノベーションを生み出すための考え方や手法は興味深いしやっているビジネス(科学教育を中心とした取り組み)は面白く事業になっていることが驚異的。
    ただし、既存大企業の批判に当たる部分については、組織の問題を正しく捉えているとは言い難く、直接的にはあまり参考にならない。PDCAは管理ツールだがイノベーションを目的としたものではないし、その他の批判も実態を知った上でのものでなくイメージによる。言葉遊び的な側面も強い。
    ビジョンとか、マネタイズとか、ビジネスをする上での考え方の部分では考えさせられることが多い。

  • ビジネスのヒントが詰まっている。うまくいっているビジネスには熱がある。とてつもなく熱く煮えたぎるような情熱がある。
    社会課題は何なのか?
    それを解決したいと思う情熱
    そして始めたビジネスを多くの仲間とやりきって
    イノベーションが生まれる。
    常に一石二鳥を考えて、いろんなアイデアをつなぐことで生まれるビジネスを大事に、ときに大胆に投資をして育てている。
    そんな企業の社長が語ってくれる書籍。
    自分の中に熱はあるか?その熱を冷ましていないか?
    熱を忘れずに仕事に取り組め!と勇気とワクワクを与えてくれる本でした。

  • QPMIサイクルってなんだろうと思って探したら見つかった本。
    これからの時代を生き抜く会社の考え方とかが載っていた。
    PMTはちょっとうちのチームでもやってみたい。

    以下、印象的なシーン
    ・人はありがとうと思った時に、お金を払ってくる
    →そうだと思う。私もありがとうのために働いていこう

    ・問題意識やQPMIのプロセスの中に自分を置いて、課題を解決するための方法を考え続けていれば、流れる情報の中から、必要な情報だけに反応することができる
    →たくさん情報が溢れている中で、自分は何のためにこの情報を探しているのかは意識した方がいいと思う

    ・45分で仕事のサイクルを回す
    →これはやろう。ちょうど在宅勤務だし仕事の合間に勉強してやる笑

    ・遺伝子検査ビジネス。幼少期に自分の筋肉の質を知ることができれば、どのスポーツに取り組むと大成しやすいかが選択できる。
    →確かに自分に何が向いているかの参考にはなるかもしれないが、逆にこれは他の可能性を奪ったり本人のパッションをなくしてしまうことにもならないだろうか、、、誰もが強い人間ではない

  • 20180324読了

  • パッションベースで物事を考える。
    小学生から1日5−6教科学んでいたんだから、
    仕事もそのくらいのコマ割りで進めた方がいい、
    というのはすごく腑に落ちた。
    しかも毎日それを社内メーリスで流すという。。。
    時間割ちゃんと起てよう。
    順序立ててちゃんと夢を追うことが大事。

  • 読書会の課題本。リバネスという会社がどう成り立っているか。
    集中できる目安の一時間ごとに仕事内容が組み込まれているスケジュールはためになり参考にしたい。
    常に採算の取れる事業を考えていくという点でも勉強になった。
    でも、突然の仕事とかが入ったらどうするんだろう。。。

  • 最先端の科学技術を分かり易くアウトプットする科学者集団のベンチャー企業社長である著者が「クエスチョンを(Q)を解決しようというパッション(P)をもった個人が、ミッション(M)をかかげて仲間とともに試行錯誤する。その先に、イノベーション(I)が待っている。」とするQPMIサイクル経営を文字通り熱く語る一冊。また、新規プロジェクトは目先のお金より資産化できるかを考える、市場は調査するのではなく作り出す、面白いビジネスのアイデアをマネタイズするのが経営者の仕事など、ITビジネスでも十分に有効と思われることが盛りだくさん、とても勉強になりました。それにしても利益率50%のプロジェクト計画書って凄いですね!

  • 本書では社員一人ひとりの「個」の力を最大限に引き出しながら、世界のを変えるビジネスを生みだすための方法と組織の作り方をPDCAならぬQPMIサイクルで解説する。Qはクエスチョン、Pはパッション、Mはミッション、Iはイノベーション。サイクルを回しながら新しい価値の創造につなげていく。仕事とは事に仕えるではなく、事を仕掛けること。成果主義ではなくプロセス結果主義・・・・・・
    これまでにない新しい発想にパッションが熱く燃えた。

  • 世界で初めての科学教育ベンチャーと呼ばれるリバネスCEOによる著書。ベンチャーならではとも言える個のパッションを尊重する丸さんの考え方や独自の社内制度については参考になるところが多い。新しい事業を始めるにはものすごい勇気がいるものだが、そのハードルを少し下げてくれる本。

    ・どんな時もプレゼンテーション。雑談以外はプレゼンをする気持ちで臨みましょう。
    ・今ある市場規模を前提とするのではなく全く違う場所に自ら新しい市場を創り出すべき

  • 発売日に買って、翌日くらいに読み終わった。(その後、ブクログに登録する時間がなく。。。)

    「熱」(パッション)は大事なリソースなので、それをうまく引き出していて素晴らしい。リバネスのコアビジネスなんだろう?とずっと疑問だったのだけど、コアビジネスで稼ぐのではなく、一人ひとりが独立採算でやっているということがわかった。なるほどなー。

    小学校の時間割を考えればみんなマルチタスクをこなしていた。なるほど。

    --
    50%ルール:利益率50%がマスト
    パッションがあるから、必死で50%の枠内(採算ライン)で実現しようとする
    仕事 = 事を仕掛ける
    PDCAではイノベーションは生まれない。QPMI。
    Question、Passion、Mission、Innovation
    上手く回るかどうかはパッションにかかっている
    野菜工場を東京デザイナーズウィークに出展

    P.77(上司の仕事)
    そこであなたがすることは、叱ることでもなければ、飲み会に連れ出してモチベーションを上げようとすることでもありません、その社員が元々もっていたはずのパッションに対して、あなたの今までの経験や知見の全てを注いで道筋をつけてあげることが、唯一の解決策だと僕は思います。

    面白いアイデアがあるのに、マネタイズすることができなければ、それは上司の責任

    それ、新しいの?それ、面白いの?それ、やり続けられるの?
    リバネスでは営業専門も企画専門もいない
    いろんな組織の人とあってクエスチョンとパッションを伝えていくと、必ず道が開けてくる
    ビジネスモデルを考えるときは、相手にとって複数のメリットを提示できるか。
    人は「ありがとう」と思った時にお金を払ってくれる
    若手研究者と町工場で超異分野学会
    (社員からみて)社長は会社の資産。どんどん使うべき。
    会社の資産を増やすことができるなら、現金収入はゼロでもいい。これが21世紀のやり方。
    コミュニケーションを仕組み化して仕事になったらパッションが無くなる
    いまある市場規模を前提とするのではなく、市場を作り出す
    プロジェクトのコアメンバーは3〜8人。軍隊における殺傷能力を参考。

    普段から、自分のやりたい事を明確にして、それを他人に伝える姿勢。
    最初の丸さんとの面談後、社員とペアになって企画を行う。
    PMTマトリクス

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著者プロフィール

リバネス代表取締役グループCEO2002年、東京大学大学院在学中に理工系大学生・大学院生のみでリバネスを設立。日本初「最先端科学の出前実験教室」をビジネス化した。大学や地域に眠る知識を組み合わせて新たな知識を生み出す「知識製造業」を営む。ユーグレナを始めとする多数のディープテックベンチャーの立ち上げを担い、日本と東南アジアを中心に、ビジネスエコシステムを構築するイノベーター。

「2019年 『ディープテック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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