仕事ができる人が見えないところで必ずしていること

著者 :
  • 日本実業出版社
3.52
  • (12)
  • (49)
  • (40)
  • (12)
  • (1)
本棚登録 : 862
感想 : 52
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784534060518

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 相手の気持ちになってものごとを考え、行動すること。そして、なにごとも実践することが大事。
    若手の方向けの本かなとは思ってけど、あらためて見つめ直しがよい機会になりました。

  • ◾️サマリー
    ・仕事をやる上での心構え、部下を持った時の接し方
     など、タメになる内容がぎっしり
    ・新社会人からベテランまで幅広く網羅
    ・付箋だらけになるだろうから、繰り返し読むのが
     ベター

    ◾️心に響く内容
    ・私たちが働く6つの意義
     →お金、目標、出会い、学び、信用、自信
    ・努力は報われるためではなく、人生が不安だから
     努力を行う
    ・話がわかりやすい人になる8箇条
     →①結論ファースト
      ②具体的な話し方
      ③聞かれたことを話す
      ④相手に合わせた言葉の表現
      ⑤話す時は全体から詳細へ
      ⑥相手の理解スピードに合わせて話す
      ⑦こそあど言葉は使用しない
      ⑧話題は一品一葉
    ・頭がいいより行動力
     →スモールスタートと適宜軌道修正

    ◾️所感
    これは意識してやっているなという復習の部分と
    こういう心構えで取り組まなければという反省の部分
    が混ざった内容(私の場合は、第5章の働きかけ力が学び)であった。
    中でも最初に案を出すことを心掛けることは、勇気がいるし、なかなかできることではない。
    自分の考えを率先して発言することは、物事を主体的に捉えることに通ずると思う。ここは私も意識したい。
    また、給与を払う側の気持ちに立つ、利益の大事さを意識する、安定した収入の必要性を理解することは自身の視座を高めることに役立つと感じた。
    多角的に物事を俯瞰するためには、立場を変えた場合における景色を考える必要がある。

  • 愚直に本書に書かれていることを実践していけば、自ずと仕事ができる人になれます。簡単に身につかないかもしれませんが、身につけたいものを目にみえるところに張り出して意識するなどの工夫と共に、自らの成長のエンジンを加速させましょう。
    印象に残っていて、実践してたいと思ったのが下記です。
    意見がぶつかった時は、「相手の気持ちになって、相手の意見を合理的だと考えよ、自分の意見に自ら反論してみよ、そうすれば相手の考えていることの本音がみえる。それを踏まえて、次の意見を出せ」
    自らの主張が正しいと思えば、理解してくれない相手側の問題と思いがちだが、それでは話に進展は望めない。相手の意見をきちんと受け止めて、正義を傍においてみるという、懐の深さも必要なのだと学びました。

  • この本に書いてあることは基礎的なことで、はっと目を見張るようなことは書いていない。
    しかし、基礎的なことこそ大事で、また、言うは易し行うは難しであるとしみじみ思った。

    例えば、自分の考えに反対してくる人に対し、「その人は合理的な人」と思い、意見を聞き入れようとすること。なかなかできない。

    自分より優秀な人を上げてみてと言われ、上司や後輩など多くの人の名前を口に出すことができるだろうか。これも難しい。変なプライドが邪魔をする。
    人の長所をよく分かっているということは、幅広く仕事で様々な人と関わるということでもある。

    自分の業績だけを上げるのではなく、会社全体が良くなるように考えるという筆者の考えに納得。仕事は基本、1人ではできない。ついつい忘れがちだが、それを念頭に置いて仕事をしたい。

    この本は手元に置き、忘れた頃にまた読み返すことにしよう。

  • 「頭がいい人が話す前に考えていること」がおもしろかったので、その勢いで読んでみた。
    本書は2015年に刊行された書籍を再編集したものみたい。

    "仕事ができる"というか"社内で上手く立ち回れる"エッセンスが多く散りばめられており、20~30代の若手会社員は読んでおいて損はないかと。

    個人的に印象に残っているフレーズは、
    "会話のコツはたった2つで、相手が話したいことを聞いてあげることと、相手が聞きたいことだけ話すこと"
    というところかな。
    前作同様、コミュ力の部分は気付きが多い。

    また、"頭のいい凡人にならないために"という項は、まさに薬剤師のことを言い当てられているようで内心ドキッとしたww


    あらためて読み返してみると、社会人として当たり前のこととも思えるが、その当たり前を実行するのが難しい。
    思い返すきっかけになるように本棚に置いておきたい一冊。

    【Action plan】
    ①挨拶に一言付け加えてみる
    ②相手の好きなものを聞いて、教えてもらったらとりあえず試す

  • 安達さんの記事はbooks and appsでよく読んでおり、既に知ってる見知った内容も多かったが、仕事ができるようになる方法を学ぶことがきる。

  • 仕事ができる人が見えないところで必ずしていること。
    題名通り、アクションごとに、事例も踏まえてまとめられていてわかりやすかった。
    仕事の安定=人生の安定 という言葉で締められて2024年一冊目の本として、仕事の意義、これまでのキャリアについて、改めて考えさせられる本となった。

    結局はゴールなんてなく、リフレクションしながら成長することが大切

  • そこまで目新しい内容はないが、普段自分が何となくやっていたことが正解であり、なぜそれが正解なのかがわかり、スッキリした。

    仕事は勉強とは異なり、予習できないことの方がはるかに多いため、インプットではなく、アウトプット中心にしたほうがスキルアップのスピードが速い。
    →とりあえずある程度考えたら見切り発車でやってみて、修正しながら進める方法はあっているのだと思った。

    どんな仕事でも、1番偉いのは「最初に案を出す人」。批判なんて誰でもできる。でも、「最初に案を出す」のは勇気もいるし、何より皆から馬鹿にされないようき一生懸命勉強しなければいけない。だから、最初に案を出す人を尊重するのは仕事では当たり前。
    →前作にも書いていてとても気に入ったので実行している。

  • ・感想
    これは良い書籍。休憩がてらカフェで読みましたが、サクサクかつとても頷ける内容が多く良い学びでした。
    ・Todo
    ★人生を変えるのは習慣しかない。
    一つ出来たら次の習慣。出来ていなくても次の習慣。
    ★決して他人のせいにしない。他人のせいにするということは自らの人生を自分で決めていない。
    明日
    •口であーでもないこうでもない言うよりデータをとっとと集めろ。
     まずはやってみてデータをきちんと検証して再現すること。
    •インプットより先にアウトプットで何がうまくいかないかをわからないと役に立たない。
    ★どんな仕事でも1番偉いのは最初に案を出す人
    批判なんて誰でもできる。
     →とにかく1番最初に案を出せるように頑張ること。

    •給与を払う側の気持ちになる
    •利益の大事さを理解する。
     税金や社員の社会保険も支払う。取引がなくなっても給与は払い続ける。
    •大きなビジネスには安定した収入が必要。
    •自分自身の権限を知ること
    •保守的な人物に対する感情面、付き合いのケアを大事に。

    ★話のわかりやすさ
     結論、具体的に、聞かれたことを、相手の反応を見て言葉を変え、全体から入り、相手の理解スピードに合わせて話し、こそあど言葉を避けて、話を完結させてから次の話題に移る。
    ★納期を確認する。
     納期を守れない人は社会人として失格。
    ★成果を仕事の依頼者と合意する。
    ★仕事を分割する。
    ★難しい仕事から取り掛かる。
    ★行き詰まったら即相談。
     相談が遅れるほど信用に関わる。
    ★説明責任を果たす。1週間に1回は報告する。
    ★ゼロから考えず、前例を探す。

    ★相手の趣味を聞いて教わったらとりあえず試してみる
    ★他社製品やサービスも勧められる営業は良い営業。
    ※本当に顧客のことをわかっていなければ出来ないし、長期的な信頼や競合をよく研究している証拠になる。
    結果的にあの人が選んだなら間違い無いと思ってもらえる。

    ★頭のいい凡人が成果を上げられない原因
    ①勇気が凡庸。
    大きなものにはリスクがつきものでチャレンジが必須。
    チャレンジしない人は成果も平凡。
    ②助けを求めるのがヘタ
    1人で完結は難しい。うまく助けを求められるひとは上にも可愛がられる。
    ③周りに恐れられてしまう
    イマイチな発言を出す人にどう突っ込むかも周りは見ている。
    ④人にあまり期待しない
    人を動かすのはその人に対する期待。
    ⑤頭の良さを重視しすぎる
    成功の度合いは頭の良さに依存するかもしれないがする、しないを分つのは頭の良さではなく行動力である。

    ★部下に教えるマストの8つの技術
    ①時間管理
    タスク管理、スケジュール、時間管理
    納期遅延を頻繁に起こす人物は頭が良くても信用できない。=仕事できないとみなされる
    ②文章力強化
    低いと顧客からのクレームに直結する可能性も高くなる。本を読み何度も書いていくしかない。
    ③ディスカッション
    相手のプライドを傷つけずにうまく本音を引き出し、相手に自分の考えを理解してもらった上でディスカッション前に出ていた案よりもいい案で合意する。
    →社内で行われるディスカッションをひたすら繰り返すしかない。
    ④会議の仕切り
    会議を盛り上げ全員の意見を聞くこと。
    これが出来ないと大原則仕事にならない。
    ⑤人前で話すこと
    練習は簡単。内容を覚えてリハーサルを繰り返すだけ。人前で話すことに慣れると大抵は楽にこなせるようになる。
    ⑥読解力を強化する。
    シンプルに本を読む。知識をつける。
    ⑦自分で考える癖をつける
    自分はどう思うかを聞く、発言する。
    ⑧飲みの席でのマナーを学ぶ
    空いたグラスを見つけて注文する、皿を片付けるなど。

    ★失敗しないひとは誰も信用しない。
    ★上司が出世すれば出世する。

    ★1回目のミスは不問。2回目は本人の責任(再発防止していない)3回目は上司の責任(仕組みでなんとかすべき。そうしないとノウハウは残らない。誰が責任を取るのかもあいまいになる。これは許されない。)
     何回も同じことを言わせるな は無能上司の証。
    ★行動力があるリーダーを目指す。
    率先して自分がやってみて直感的に判断。よく間違えるが修正も早いリーダー

    ★良い上司は部下の自慢が多く、逆はダメな上司。
    ★良い上司は機嫌が良い。
     会社の魅力を語れる。課題も知っているが必ず魅力もセットで語る。
    ★良い上記は謝れる。非を認め謝罪し、次の指示を素早く出す。
    ★会社のため、顧客のためを優先して自分と違う考え方をする人を重視した。それによって課題に多くのアプローチができた。
     ダメなひとは同じ考えの人ばかりを重視し、違う考えを排除。結果上司の考え方を知ろうとばかり努力する。
    ★良い上司は昇進しても勉強し続ける。

    ★成果を出している人は運がいいだけなのだと考える必要がある。
     そして成果を出してない人が何をすれば能力を発揮できるようになるか一緒に考える必要がある。
    ★自分は⚪︎月⚪︎日までに仕事を仕上げてほしいが実現するまでに障害はあるか?手伝えることは何か?
    ★⚪︎⚪︎という要求は必須。⚪︎⚪︎という要求は努力目標。

  • 確かに書いてあることは当たり前のことなんだけど、読めばなるほど!より確かに!の方が多いんだけど、それでもなんだか背中を押された気分だった。ビジネス本というよりは自己啓発とかセルフケアに近い気がする。

全52件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1975年東京都生まれ。筑波大学環境科学研究科修了。世界4大会計事務所の1つである、Deloitteに入社し、12年間コンサルティングに従事。
在職中、社内ベンチャーであるトーマツイノベーション株式会社の立ち上げに参画し、東京支社長、大阪支社長を歴任。大企業、中小企業あわせて1000社以上に訪問し、10000人以上のビジネスパーソンとともに仕事をする。
その後、起業して、仕事、マネジメントに関するメディア「Books&Apps」(累計1億2000万PV、月間PV数200万にのぼる)を運営する一方で、企業の現場でコンサル ティング活動を行う。

「2023年 『頭のいい人が話す前に考えていること』 で使われていた紹介文から引用しています。」

安達裕哉の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×