- Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
- / ISBN・EAN: 9784535004054
作品紹介・あらすじ
法令を正しく解釈するには、単に文字の意味を明らかにし文理を追うだけでは足らず、論理解釈、目的論的解釈等、さまざまなテクニックを使わねばならない。本書は、具体例をひきながら、それらのテクニックを平易に解説。
感想・レビュー・書評
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法令解釈のありかた、公務員の行う疑義照会の意味について、よく理解できた。
裁判を待つと生活が回らないから解釈をする
文字だけを見て判断する場合や、趣旨を勘案して判断する場合など、解釈方法にはさまざまある。
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よく3点セットといわれてるものの一冊。事例を豊富に用いて、法令解釈の基本や心構えを解説。
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林先生の「3点セット」の1つ。筆者は元内閣法政局長官。「そもそも法律を解釈するのはどういうためか」ということを焦点にして、文理解釈や目的解釈の意義や法律解釈に当たる心構えが書かれている。このような心構えも論理的に考えれば当然導かれるものであるはずなのだが、学問的な法律解釈を中心とするあまり法学部では往々にして見落とされがちなところであるように思う。法律系以外の人もそうだが、法律を学ぼうとしてる人にもオススメする
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憲法九条の文理解釈と論理解釈
「悪法もまた法である」と「悪法は法ではない」
まるで禅問答
核兵器について
「ある兵器の保持が憲法違反になるかどうかは、それが自衛のため必要最小限度の実力組織の一部といえるかどうかということできまることで、これは、ものが核兵器であろうと、何であろうと、別に異なるところではない」
これが既に昭和三十四年で出た記事とは
今までの約六十年、日本の安全保障論議は何も変わってないのだなあと思う。
著者は法制局長官の任にあった方。 -
林雄介氏の著書でおすすめされていたので、読みました。
林修三氏の三部作(『法令用語の常識』、『法令解釈の常識』及び『法令作成の常識』)として有名な本です。
ロングセラーなだけあって、とてもわかりやすかったです。
古い本なので、とっつきにくいと思って購入してからも敬遠していましたが、そんなことはありませんでした。
なお、この三部作を読む前に読んだのは、『法令入門』(田島信威)です。
http://www.amazon.co.jp/dp/4587031070
http://booklog.jp/item/1/4587031070
林雄介氏の以下の3冊で薦められています。
『絶対スキルアップする公務員の勉強法』
http://www.amazon.co.jp/dp/4324079773
『絶対わかる法令・条例実務入門―行政を知りつくすために読む本』
http://www.amazon.co.jp/dp/4324073562
『政治がわかる はじめての法令・条例・政策立案入門』
http://www.amazon.co.jp/dp/4324096473 -
予備校本や基本書を読む前に読んで欲しい。法律を作る立場からの生の話は学部時代のどの授業よりも面白かった。学習意欲が湧いてくる、もっと早く読めば良かったなぁ、な本。
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読んでみるとわかったつもりになっていたところが発見できるかも。