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- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784535514874
作品紹介・あらすじ
マス・メディアの表現の自由の存在根拠を問い直す!名誉毀損やプライバシー侵害を理由にマス・メディアの責任が厳しく問われ、個人情報保護法、人権擁護法案などの法律でマス・メディアの取材・報道の自由にさまざまな制約が課されようとしている。このままマス・メディアの表現の自由を制限していってよいのか?なぜ表現の自由が保障されなければならないのか、表現の自由の根源を問う。マス・メディア関係者だけでなく、市民・学生にもぜひ読んでほしい一冊。
感想・レビュー・書評
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参考文献
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マスメディアと表現の自由を巡る論点について概観に適か。
Iでマスメディアのおかれている現状、Ⅱで海外での表現の自由の展開に触れてⅢ以降は日本での展開に触れる。
Ⅲは総論、Ⅳで一度論点整理を挟んだ後、Ⅴ以降は各論。Ⅴで名誉毀損を、Ⅵでプライバシー、Ⅶは差止め冠して北方ジャーナル・石に泳ぐ魚・週刊文春(衆議院議員田中真紀子氏の長女を巡る報道)の各事件を扱う。
Ⅷ~XIでは個人情報保護法・青少年保護・裁判員制度について述べる。
全体的にマスメディア寄りの論調だが、XII章でマスメディア側の問題点に触れている。
国内・米国における主要な判例を押さえ、簡潔に内容を述べた後判例に対する意見を簡潔に述べそれぞれ説を展開するという構成。判例については併せて百選を読んだ方が理解が深まりそうだと思った。
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