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- Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
- / ISBN・EAN: 9784535514942
感想・レビュー・書評
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郵政に代表される公的部門の民営化、規制緩和による参入障壁の撤廃、市場化テストによる強制的な官民競争入札など、「官」と「民」の役割分担はかつてなく曖昧なものとなっている。しかも、その導入過程をみると、「民営化・民間化=効率化・サービス向上」という図式が十分な検討なく前提とされ、「公」とは何か、公共とは何かについて、掘り下げた議論がなされたとは思えないように感じられる。本書はいわば、こうした風潮へのアンチテーゼとしての批判を形成している。
http://d.hatena.ne.jp/hachiro86/20061011#p2詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
NPMや行政民間化に関する本はテクニック論に終始したものが多いのですが、この本は良くできた部類に入ると思います。従来行政が行っていた公共サービスの「民間化」が進むなかで「公共」とは何か、あらためて考えるために重要な視点を提供してくれます。NPM手法について批判的に検証しています。
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