新・破産から民法がみえる: 民法の盲点と破産法入門

著者 :
  • 日本評論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784535515314

作品紹介・あらすじ

民法と破産法のこんなに深い関係…。そこに着目すると、民法の数々の謎があざやかに解けていく。読者の圧倒的な支持を得て版を重ねた旧著を、新破産法に対応して全面的にリニューアル。

感想・レビュー・書評

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  • 少し古い。民法(債権関係)の改正が終わったら、全面的に書き直して欲しい。入門としては、民法で問題提起、破産法での修正、具体的事案の検討(ビジュアル含む)、発展という形は読みやすい。
    なお、もっと、h大学ネタを引っ張った方が読みやすい。

  • 少々古いですが、破産法をひととおり勉強したあとの整理によいと思います。
    この視点をもとにノートをまとめたいなぁ。

  • 破産実体法の内容を、民法と比較しながら読むのによい。タイトルと異なり、民法についての記載が非常に薄い。あと執行法についてもあまり言及がない。手軽に読めるからいいんですけどね…。

  • 【概要・あらすじ】
    担保物権や典型的な契約などをテーマに、債務者が破産もしくは破産一歩手前の状態に陥った場合について、民法と破産法の両面から見てみる破産法の入門書。本書は全18講からなり、第0講と第16講、第17講以外は、民法による説明、破産法による説明、事例問題、まとめと四部構成になっている。おまけとして、各講のテーマに関する司法試験問題(一部修正)を掲載している。

    【感想】
    民法をより理解するには、民事訴訟法や民事執行・保全法、破産法などの関連する手続法などの横断的な学習が必要であると聞いた。それで、本書は破産法を全く勉強したことのない私でも読めそうだったので、手にとってみた。

    破産法に関しては一読しただけではよく理解できなかった箇所は多かったけれど、それでも民法に関しては以前よりは理解できた部分もあった。担保物権、特に先取特権はほとんど勉強もしてないのでそもそも先取物権って何のためにあるのかすら理解できていなかったのだが、本書で破産法と絡めて勉強したことにより、イメージが沸くようになった。

    ロースクールで担保物権や債権総則、契約法を勉強するときに、読み返してみたいと思う。

  • 着想や内容はとても良いと思います。
    民法で不備なところを破産法がいかにカバーしているかという点で、破産実体法の理解の助けにはなるでしょう。
    でも、民法の理解の助けにはあまりならないと思います。

    問題は、文章がわかりづらいことです。
    話の順番が前後している個所が多いのです。
    もっと推敲してわかりやすい文体に改めてはどうでしょうか。

    よって、文章の読みにくさから星をひとつ減らします。

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著者プロフィール

筑波大学人間系障害科学域准教授。
専門は、視覚障害学。
1965年生まれ。筑波大学大学院博士課程心身障害学研究科心身障害学専攻中途退学。
主著に『特別支援教育――共生社会の実現に向けて』(編著、ミネルヴァ書房、2018年)、『新訂版 視覚障害教育入門Q&A』(分担執筆、ジアース教育新社、2018年)など。

「2023年 『視覚障害教育の基本と実践』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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